仕事の顔、家庭の顔、本当の顔
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私たちは日々、仕事や家庭など、いくつもの「役割」を演じながら生きています。
もし、その仕事で求められる人物像と、家庭で求められる人物像が真逆だったならば…。そのギャップを埋めようと努力し続けることは、想像以上に難易度が高く、エネルギーを要する挑戦となりそうです。
たとえば、私が以前に職場で求められたのは、スピード重視で論理的、ミスを許さない厳格なプロフェッショナル。一方、家に帰れば、親として、ゆったりと子供の失敗を大歓迎する包容力ある人物でありたいと思っていました。さらに、夫婦としては、いつも相手を笑わせてくれる存在でありたい。
この真逆とも言える要求をすべて全力で実現しようとすると、正直、心がすり減ってしまいそうになりますよね。職場で10時間くらい演じた自分を、帰宅と同時にガラッと真逆に変えるなんて…疲れ切った心身には、できませんでした。
さらに厄介なのは、「求められる人物像」や「ありたい人物像」が、自分自身の「素の人物像」と異なるときです。その違いが大きければ大きいほど、私たちは1日中、役を演じ続けることになります。
今の私なら、たとえば、この「演じる人物像」を、自分の素の人物像に全部近づけてしまうかもしれません。素の自分に近い人物像なら、質は悪くなるかもしれませんが、強烈に演じる必要はないので、心はすり減らなさそうです。
もし、あなたが役割を演じすぎて心がすり減っておられるなら、そんな「素に近づける工夫」はいかがでしょうか。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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