若者の日常に心打たれる

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昨日、ある駐車場の精算機の前で、心が温かくなる光景に出会いました。
それは、その精算機の前で、年配のご夫婦がふたり困ったご様子で立ち止まっておられたところから始まります。

そこへ、精算しようと中年の男性がやってきます。
ご夫婦は「お待たせしては申し訳ない」と、自分たちの操作を中断して「お先にどうぞ」と順番を譲られました。
男性は恐縮しながらも手早く精算を済ませ、足早に去っていきます。

入れ替わるように通りかかったのは、20代半ばほどの青年でした。
彼は迷わずご夫婦に歩み寄り、「どうされましたか?」といささかぶっきら棒に声をかけます。

ご夫婦は戸惑ってから、ボソボソと「今、15番に停めたのですが、受付がうまくできなくて……」。
青年は「受付処理ですね」とひとり機械を覗き込んで、操作方法を探し始めました。

するとそこへ、先ほど立ち去ったはずの中年男性が戻ってきました。
「番号を押して、この受付ボタンを押すんですよ」
そう言いながら、慣れた手つきで操作を助けてくれました。

「ありがとうございます!」
青年はやはりいささかぶっきら棒に応じ、発行されたシートをご夫婦に手渡します。
ご夫婦の顔にパッと安心したような笑顔が広がり、「ありがとう」と深々とお辞儀をされていました。
青年も中年男性も、お礼を聞くとまた足早に去っていきました。

青年は、精算機に用など無く、ただの通りがかりだったようです。
青年の表情は終始淡々としていました。
ただ、老夫婦の笑顔に対しては、少しはにかむような笑顔を浮かべていたように思います。

青年の姿は、困っている人に手を貸すことが、彼にとって「特別なこと」ではなく、ごく当たり前の「日常」であることを物語っているようでした。

この青年の未来は、きっと明るい。
そして、彼のような若者がいるこの世界もまた、明るい光に満ちている。

そんな期待と、祈るような願いが、私の心の中に静かに湧き上がってくるのを感じ、私自身も温かな気持ちになりました。

この青年はすばらしい、私もこうありたい…
初老の歳に今更ながら思う気持ちをいささか恥じつつ、確かにそう思ったのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

日常

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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