ゆるやかな心、介護に射す光

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、介護に疲れて心が荒れていた方の心の良化の様子をお伝えいたします。


 

毎日の終わりが見えない親の介護に、
こころが荒れていませんか。絶望を感じていませんか。

そんなふうに感じていたある方が、少しおだやかなお顔をされるようになりました。

母の身体や頭はますます衰え、世話をしては文句を言われ、
以前と同様にストレスをずっと抱えているのだと語られました。

ですがその表情は、
おだやかなのです。微笑みすら浮かべられるのです。

「なんだか、以前と変わられましたね。」とお伝えすると、

「そうですか?」と笑顔を見せてくれます。
以前なら怒り・焦り・悲しみ…絶望すらその表情に浮かべておられたのに。

 

「私、ほどほどでいいかぁって思うようになったんです。私の人生だってあるし、文句言われたってできないことはできないし。それにケアマネさんやらいろんな方と協力できるようになって、困ったら相談できるようになったんです。」

どうやら以前は、「ひとりで全てを完璧にやってやる!」って、親に意地を張っておられたようでした。言われた文句にもいちいち反論して、疲れて傷ついてこられたようでした。

「それになんだか、母をすこし、かわいく感じるときがあります。ずっと折り合いが悪い親子なので、ちょっと不思議です。」

 

こころって本当に不思議です。もしかすると、
ゆるむとあたたかくなるのかもしれません。

この方の場合は、
ご自身の心の声をすなおに耳を傾けられた際に、
今の頑張りに無理があると気がついたからこそ、
たどりついた心の変化なんだろうと、私は感じています。

あなたの心がもし、硬くなっているのなら、
ゆるめることから始めてみるのもいいかもしれません。

松の木

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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