ショックを受ける人の側で

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回のブログは、大きすぎるショックを受ける方について記します。


 

何かのアクシデントがおきたときに受けるショック。
ときにその大きさは、他の人からみると大きすぎるように感じるほどに。
・車をぶつけて傷つけた…修理すればいいだけだよね。
・レンタル品を落として壊した…連絡してお金を払えば問題ないけど。
・5分遅刻した…誰も気にしていないよ。事情もあったんだし初めてだし。

 

でも大きすぎるショックには、
その方がすごく大切にしてきた思いがそこにあるのでしょう。
・絶対傷つけまいと心に誓った愛車。傷物、もう元には戻らないと落胆する気持ち。
・他人に迷惑をかけない自分像。自分神話が崩壊した屈辱や不運を嘆く気持ち。
・ルール厳守を貫く価値観。自ら破った苛立ちや自己嫌悪、絶望的な気持ち。

 

そんな大きなショックを受けている方に対して、
側にいてそっとしておいてくれる方は、どれほどに心強いことでしょう。

大切にしてきた思いは自分でもしっかり意識していなかったりしますから、
どうしてそんなにショックなのかが自分でも分からなかったりします。

その上、ショックの真っ只中では心の余裕がないですから、
誰かにショックの理由を話すことなんて、なかなかできません。

怒ったり、泣いたり、ふさぎ込んだり…混乱しているみっともない状態を、
しずかにおだやかに、ひとりぼっちにしないで、ただ受け入れてくれると、
どれだけ心強いか…そう思います。

その間にショックを受けている方は、
ショックを受けている理由を考えたり、気持ちを整理しようとしたり、
現実場面の解決策を模索したりと、いろいろなことが頭と心を巡っています。

少しショックが収まった…そんなお顔をされたころに、
「大丈夫ですか。ショックだったですね。」
そんなふうにお声がけしてさし上げてください。

きっと、頭と心を巡ったいろいろなことを、その方のペースでお話ししてくれるでしょう。
そうすると、その方はさらに、頭や心が落ち着いていくのだと思います。

ミニのミニカー

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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