ひるめし
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ふと、会社員時代の昼食について、いろいろと思い出しました。
新卒で入社してから数年間、お昼ごはんは職場のほぼ全員が「会社の用意する仕出し弁当」(200円台だったかな)でした。 選択肢はご飯の量(大・中・小)のみ。大食漢の同僚も、ただご飯の量が増えるだけです。 近くにコンビニやスーパーもない環境。お弁当をさっさと食べて職場に戻るような慌ただしさもありました。 「社会人のお昼って、こういうものなのかな」と妙に納得していた新人の頃が、今となっては驚きであり、懐かしくもあります。私は平気でしたが、不満を持つ人が多かったのも無理はありません。
その後の職場は一転して、社員食堂付き。 いわゆるカフェテリア形式で、リーズナブルで美味しく、みんなとワイワイ食べられる環境でした。特に印象に残っているのは、こだわりのある名物チーフ。常に人気メニューをチェックしており、他所の社食よりも評判が良かったのを覚えています。
東京勤務時代は、外食の楽しさに目覚めました。 当初は「とにかく同じ店には行かない」というルールで、同僚たちと新規開拓に奔走しました。 もちろん、大当たりもあれば大外れもあります。でも、心のどこかで「大外れ」すら期待して楽しんでいたような気がします。 ある時、「お昼始めました」という貼り紙を見てスナックに飛び込み、ナポリタンを注文したら、「私、初めてナポリタン作るんだけど」と言われたことも。これには全員で絶句、そして大笑いしました。 肝心のナポリタンは大失敗……「作り直すから待って」と言われたものの、午後の時間も迫っていましたから、そのまま頂きました。楽しかったぁ。
その後、定番のお店もできました。お気に入りのひとつは、まさに「ひるめし」と呼びたくなるようなお店。 かつての社食を思わせるカフェテリア形式で、当時は500円でお腹いっぱいになりました。近所のサラリーマンや工事現場の方々……まさに「ザ・働くガンバルマン」たちが、自由に好き勝手にガッツく感じ。その飾らない空気や人間臭い雰囲気が、とても居心地良かったのです。
先日、そんな「ひるめし」の匂いがするお店に偶然出会いました。 初めての店でのカフェテリア形式は、勝手がわからずつい戸惑ってしまいます。 アジフライ、味噌カツ、ほうれん草のお浸し豆腐添え、赤だしのお味噌汁、そしてふりかけ付きのご飯(中盛り)。 お盆の上は少しまとまりがないけれど、見渡せばやはり、ここも「ザ・働くガンバルマン」たちのオアシスでした。
気取らずガッツつける、私お気に入りの「いいお店」を、またひとつ見つけました。

名古屋守山食堂 愛知県名古屋市守山区下志段味北荒田2342-1
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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