「本来の自分」が顔を出す:カウンセラーのワーク体験
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先日、心理カウンセラーの仲間たちと、少しユニークなワークを体験しました。それは「幼少期(8歳前後)の思い出を次々に語り、聴く」というものです。このワークのポイントは、その「慌ただしさ」にあります。
考える暇を与えないワークの仕組み
このワークでは、以下のようなルールで進行します。
- 10のテーマが次々と提示されます(友だち、親、遊び、怒りなど切り口は多岐で具体的です)。
- テーマごとにわずか2分間だけ、頭に浮かんだ内容をすぐに語り、その後相手の語りを聴きます。
- 語り聴く相手はテーマが変わるごとに新しくなります。そのため、話は都度一から始まります。
- テーマ提示から語るまでの時間はわずか10〜15秒。じっくりと話す内容を選ぶ暇はありません。
まさに時間との戦いで、頭で考える余裕がない、心が優先される仕掛けです。上手に語れないのは当たり前なんです。
慌ただしい体験が生む予期せぬ気づき
こうしたワークを10回も繰り返すうちに、不思議な現象が起きます。
- 普段はほとんど意識に上らないような思い出が、ふいに飛び出してくる。
- 自分がこれまで描いていた自己像や性格と、食い違う側面に気づかされる。
説明から終了まで1時間程度のワークですが、その緊張感と慌ただしさから、心地よい疲労感を覚えます。そして、この体験を後でじっくりと振り返ることで、本来の自分自身や生い立ちに関する多様な気づきが生まれてくるのです。
現在の問題の原因が、ご自身の性格や過去にあると捉えておられる方には、別の角度から自己を理解するためのツールとしてこのワークをお試しいただけると有意義かもしれません。過去の捉え方を広げ、より豊かな視点でご自身を見つめることはステキだと感じており、みなさまもそうでありますよう願っております。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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