若者の終活は、優しさあふれる出口戦略

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メディアで「若者の終活」という言葉を耳にしました。
本来なら、死を遠いものと感じるはずの世代が、なぜ今「終活」に注目しているのでしょうか。

これからの社会が不安定で不透明だと言われる中で、私はそこに、自立して人生を生き抜こうとする若者たちの力強さを感じます。
同時に、後に残される家族や仲間を大切に想う、深く真摯な優しさも伝わってきます。

もちろん、かつての「将来は安泰だ」と思えた時代を知る方や、楽観的なタイプの人から見れば、「若いうちから死を考えるなんて」とネガティブに映るかもしれません。
それは「死」を忌むべきもの、「生」をただ輝かしいものと捉えているからでしょう。

しかし、「生」も「死」も等しくそこにある現実です。
ある方は、「ゲームと同じで、勝ちも負けも(終わりも)ある。出口の戦略をしっかり考えるからこそ、今をより活き活きとプレイできる」と仰っていました。

私も、その考えに深く同感します。

思い返せば20年ほど前、私がカウンセリングを学び始めた頃に、あるワークに出会いました。

「自分のお葬式をイメージしてみましょう」
どんな会場で、誰が、どんな表情であなたを見送っていますか? 「こんな風に送られたい」という理想を、自由に想像してみてください。

このワークが私たちに問いかけていたのは、死の恐怖ではありません。
「そんなお葬式をしてもらえるような自分であるために、今日からどう生きていきますか?」
そんな、極めて前向きな「生」への問いかけでした。

皆さんは、ご自分のお葬式、どんな光景であってほしいですか。
そしてそのために、明日から日々をどう過ごされますか。

死をフラットに見つめることで、今この瞬間の輪郭がはっきりしてくる。
そんな人生のアプローチも、時には面白いと思っていただければ幸いです。

タンポポの綿毛たち

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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