疲れているのに頭が止まらない…大切な人をそっと見守るヒント

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「身体は鉛のように重く疲れているのに、なぜか寝床についても頭の中だけはフル回転...」

こんな状態になったことはありませんか? あるいは、今、あなたの大切なご家族が、まさにこのつらさを抱えていらっしゃるかもしれません。もしそうなら、それはもしかすると「脳疲労」という名の、心身からの切実なSOSかもしれません。

私たちの脳は、日々、膨大な情報処理や判断を本当に頑張っています。それは素晴らしいことですが、あまりにもオーバーワークが続くと、脳のスイッチがうまくオフにならず、休みたい身体を無理に動かしてしまうのです。

家庭や職場で頼りにされ、問題が山積みで常に気を張っている。そんな日々の中で、脳は充電できないままバッテリー切れの状態になっているのかもしれません。

🌸 そっと、あたたかく、見守るということ

もし、今、身近にそんなつらさを抱えている方がいたら、どうか優しく、静かに見守ってあげてください。

このとき、良かれと思って「こういう方法があるみたいだよ」「これを試してみたら?」と解決策を提案するのは、少しだけ待ってください。すでに疲弊している頭に、さらに「考える材料」を増やしてしまうことになりかねません。これは、頑張っている人にとっては新たな負担になってしまうのです。

ですが、決して放っておくのではありません。

「疲れているのに、休むことすらできない」という、その方の深い葛藤とつらさを、言葉ではなく、あなたの心で静かに察してあげてください。「頑張りすぎるのを、もうやめてもいいんだよ」というメッセージは、あなたのおだやかな存在を通じて、きっと大きな安心感となって伝わるはずです。「できることがあれば何でもやるよ、これをやろうか」という気遣いも、きっと心ほぐしてくれることでしょう。

☕️ 「考えること」を忘れる優しい時間

頭を働かせる必要のない、ただただ心地よい時間を、そっと一緒に作ってあげるのはとても素敵なサポートです。

  • 五感が喜ぶ食事: 見た目も味も、心から「おいしい」と感じる食事を囲んでみてください。舌が、心が、純粋な喜びに包まれる瞬間は、思考から解放される何よりの時間です。
  • 他愛のないおしゃべり: 結論や答えを求めない、どうでもいいような話題を交わしましょう。「そうなんだね」「へえ」だけで成り立つような、おだやかな時間は、きっと脳を休ませてくれるでしょう。

あなたがそばで見守る、その温かい気持ちこそが、その方の心と身体を休ませる静かな力になるのです。

あなたと、あなたの大切な方のお身体と心が、どうか深く休まり、安らぎに満ちた素敵な日々を過ごせますように。

月

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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