私の中の「心のプログラム」

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私には、昔から不思議な「心のプログラム」があると感じています。それは、「強さ」よりも「弱さ」に強く惹かれるという傾向です。

例えば、野球。父や祖父は常勝軍団だった頃の読売巨人軍を熱烈に応援していましたが、私はなぜか心が動きませんでした。むしろ、中日ドラゴンズや阪神タイガースといった、時に苦戦するチームのほうを安心して、夢中になって応援できたのです。

「常勝軍団を応援していれば楽しいときが多いのに、俺はどうしてこうなんだろう?」。以前の私はこの原因追及にこだわり、悩んだ時期もありました。育った環境、出逢った人々、過去の出来事...。確かに原因は色々とあるのかもしれません。

しかし、今はもう、その「原因」への興味は薄れています。

背の高さや血圧の数値が、遺伝や生まれながらの体質である程度決まるように、もしかすると、私のこの心の傾向も、「私の中のプログラム」として生まれつき組み込まれているのかもしれない、と思うようになったからです。

理由もなく、ただ「そうできている」心の部分。それは、私たちが変えようのない、かけがえのない個性でもあります。

無理に理由をつけたり、変えようとあがいたりするよりも、まずは「あぁ、私はそういうプログラムなんだな」と、授かった自分の心をそのまま受け止めること。そして、そのプログラムを上手に「活かしていく」ことに目を向ける姿勢が、きっと大切なのでしょう。

秋の空

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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