焼き物の町の風情がおだやかで心地よい

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焼き物の町を訪れると、どこか心が静かになり、落ち着いた気持ちになります。先日、愛知県瀬戸市にある「窯垣の小径」を歩き、その風情を改めて感じてきました。瀬戸市といえば、日本六古窯の一つにも数えられる、言わずと知れた「瀬戸焼」の産地です。

これまでに訪れた焼き物の町を少しご紹介します。

  • 愛知県常滑市(とこなめ):土管や急須で知られる「常滑焼」の産地。
  • 岡山県備前市(びぜん):力強く重厚な「備前焼」が有名。
  • 滋賀県甲賀市(こうか):狸の置物で親しまれる「信楽(しがらき)焼」の町。
  • 佐賀県有田町(ありた):白磁の美しさが際立つ「有田焼」や、「波佐見(はさみ)焼」「鍋島焼」。
  • 石川県加賀市(かが):鮮やかな色彩が特徴の「九谷(くたに)焼」が生まれる場所。

これらの町に共通しているのは、どこも豊かな自然に囲まれ、都会の喧騒から離れた静かな場所にあること。たどり着くまでの道のりもまた旅の一部となり、徐々に心が穏やかになっていくのを感じます。

土壁の家、趣のあるレンガ造りの建物、そして歴史を物語る登り窯や煙突の跡。こうした景色が、町全体に深みと温かみのある空気を作り出しています。そんな街中に子どもたちの遊ぶ様子を見かけると、少しノスタルジックな気持ちに包まれます。

静かで落ち着いた環境は、職人さんたちがものづくりに集中するのに適しているのでしょう。町中に点在する工房には、美しく、そしてどこか可愛らしい器たちが並んでいます。それらは高価な美術品というより、私たちの日常に寄り添う、飾らない美しさを持っています。

そんな風情に触れるたび、心がおだやかに喜んでいるのを感じます。まだ訪れていない町もたくさんあるので、次はどんな素敵な出会いがあるのか、今から楽しみにしています。

瀬戸の窯垣の小径周辺 瀬戸の窯垣の小径周辺
写真は、愛知県瀬戸市の「窯垣の小径」の近くの生活道路。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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