受験直前…トラブルあるある

いよいよ大学入試センター試験まであと1週間ですね。
私のころは共通一次試験でしたが、あれから約40年経過しました。

ある予備校が突然閉鎖するニュースに、特に受験直前の方にエールを送りたくなります。
受験直前はそもそもナーバスですから、ちょっとしたことでいつもより不安定になりがち。
ご家族など周りの方が、できるだけ落ち着いていることは大切だと思います。
(ご家族だって厳しいこころもちになりましょうから、受験はほんと、家族の大事業ですよね)

どうか、志望校に合格されますように。

絵馬 合格祈願 信州善光寺

絵馬 合格祈願 信州善光寺

私は高校3年のちょうど今頃に、たいへんな事件がありました。

朝起きると、文字が書けなくなっていました。
利き手の右手に握力はあって鉛筆は握れるのですが、手首を全く動かせないのです。
左手で右手首を固定して右腕ごと動かせば、ゆっくり汚くなら書ける状態です。
左手でトライしましたが、無理でした。

あと共通一次試験まで10日間…学校に行っている場合ではありませんでした。
医師はレントゲンを見て「うーん…そのうち治るのかも…様子見ましょう」。えーーーっ!!!
何が起こっているのかいよいよ分からず、いよいよ混沌・混乱しました。
未だ信じられず、医師が言う「すぐ治るのかも!」に、乾いた心がすがりました。

母は「何とかせねば」と必死に思案していたようです。そんな母は、
少しでも気持ちが上がるようにと、昼食に手巻き寿司を購入してくれました。
わたしは、こたつに入ってテレビを見ながら左手でつまんで食べたことを思い出します。
箸すら持てない、つまんで口に持っていくことすらできない右手を改めて実感して、
「今年は受験できないんだ…」となんだか笑っちゃいました。
こころがすっかり乾いていました。感情が消えていました。

母は、父母が通う鍼灸医にすがることを思いつき、その夜たずねました。
パンツ一枚になって横になり、頭のてっぺんから足先まで全身を触られました。
すると原因が判明。その場で治療していただき、手首が半分動くようになりました。
「いっぺんに治すと体に負担がかかる。1週間かけて治すから。」
ぶっきら棒にそう伝える鍼灸師さん、カッコよくて頼もしくて…大恩人の名医です。

その後は毎日鍼灸師の元に通い、数日で完全に元に戻りました。
受験する頃には全く問題なく、心身とも何ごともなかったかのようでした。
ちなみに、現役で志望校に合格できました。本当に、鍼灸師さんと母のおかげです。

その節は、本当に、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。
あなたに笑顔があふれ、未来に希望が感じるよう、ご支援いたします。

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