愛犬たちに想う、成長と成熟
ある朝の犬の散歩にて、ブラウンのトイプードルに出逢った。
いつもどおり、あふれるエネルギーで跳ね回り、愛犬と私のもとに、交互にやってくる。
歳は1歳半くらい、その愛くるしさは犬仲間の間でもピカイチ、笑顔にさせてくれる。
飼い主さんはいささか恐縮されるが、やはり笑顔である。
3歳くらいの小柄なシバイヌにも、出逢った。実に、かわいい顔をしている。
1年くらい前まではお互いに大のお気に入りで、逢えばお互い大はしゃぎして一緒に歩く間柄。
ところが、最近は挨拶してくれるものの穏やかで、「では、また」…とばかりに各々勝手に歩く。
勝手といいつつ、追いつ追われつ、しばらく同じ道を歩くのである。
うちの愛犬は12歳のビション・フリーゼ(写真の犬種)。もちろんかわいく、かつ男前。
幼い頃は、出逢うワンちゃんみんなに歓び寄っていき、遊んでもらったものである。
今は、苦手や警戒するワンちゃんは避け、好きなワンちゃんとも概ね穏やかな接し方をする。
生まれてから大人になるまで、あふれんばかりのエネルギーで、心身が成長し、完成する。
大人でありつづけるために、完成した心身を使い、さらに試行錯誤して、心身が成熟する。
人間もそうなんだろう。
自らの作り上げた心身は、他の人と比べれば、実に個性的である。
その心身をどう使うか、それを試行錯誤しつづけ、徐々にうまくなるのでしょう。
今日よりは明日、明日よりは来年…うまくなるのでしょう。
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