私の永年の困りごとの、克服チャレンジ

私は、ときどき湧き出てくる「顔汗」に、昔から困っています。

先日、仕事の依頼を受けて、顔合わせを兼ねて打合せをしました。
先方の希望に私が添えているかどうかを不安に感じ、適度に緊張しましたが、
納得できる準備をしましたので、その場で頑張ろうと思ってのぞみました。
先方とお会いして間もなく、顔に汗がどんどん湧き出ます。
ハンドタオルで何度も顔を拭きます。恥ずかしくなります。
打合せが続く中、気がつくと汗はおさまっています。

人前で話しても、人と話しても、通常は顔汗は湧きません。
過度に緊張しているわけでもありません。
なぜ、あの時は顔汗が湧いたのだろうか。どんなときに湧いてしまうのだろうか。

 

服を買おうと思って服屋さんをひとりで訪れ、店員さんに応対されると、
それだけで顔汗が湧きます。その店を出るまで、ずっと。
まともに店員さんとコミュニケーションもとれず、服も上手に選べません。

服屋さん以外のお店では、あまり汗が湧きません。
なぜ、服屋さんだけ、ひとりのときだけ、いつも顔汗が湧くのだろうか。

 

なぜだろう…と困ってはいますが、
致命的に困っているとか、それで大失敗するわけではないので、
そのまま放置してしまっています。

そんなちょっとした困りごと、皆さんにもあると思います。

穴を掘る犬

今回このブログを書き始めたときは、以下の内容を予定していませんでした。
しかし、先に書いた「なぜだろう…」の答えにちょっと思い当たりましたので、
続いて書きたいと思います。
その答えは以下のとおりです。


私は、人から審査されることを嫌い、審査の場を避けようとする。
審査される場に向き合う前は、別の見方をしてみる。
・ひとつのステップだから学びになる。今の自分の実力を見極る機会としよう。
・〇〇がしたい。そのためにこの壁を乗り越えよう。さぁ頑張ろう。
・相手は何を求めているだろうか。考えよう。
審査を嫌う・避けたいという気持ちのウェイトを、低くすることができる。

打合せの場に対しては、こうした工夫は自動的に事前に行えるようになっているが、
その工夫をしてもウェイトを低くしきれなかったのである。
「先方が依頼を取り下げたらどうしよう。」
ただ、途中から打合せの相手とその内容に入り込めば、不安は失せて顔汗も引いた。

服屋さんの店員さんの応対では、自動的な工夫は事前に全くしていない。その結果、
ただ服のセンスの悪さがばれてしまうとずっと無防備におびえ、顔汗が湧き続けた。


こう答えを出してみたら、ここから私の「克服チャレンジ」です。

1)打合せにおいては、こう想定する。「顔汗が最初に湧き、次第に治まる。」
打合せ自体に支障はないので、顔汗を拭く準備だけしておけばよいとしましょう。
つまり、困らないということに位置付けて、不安を減らすこととします。

2)服屋さんに対しては、最初にこう言ってみる。「私はセンスがないのです」
最初に暴露しておけば、店員さんに隠す必要がなくなるのではないか。
(恥ずかしいなどの気持ちがどう湧いて、どう作用するか…)

次機会があったら、やってみようと思います。
結果を受けて、再チャレンジやバージョンアップ、
うまくいかなければ考え直したり、別の方法を探したりすればいい。
そう思います。

 

自分の気持ちを掘り下げて感じてみる、どんな場面にそうなるのか観察してみる…
そんなことで、理由の糸口などが見えてくる場合があります。
問題への対処や原因の根本解決など、対応にもいろいろあります。
皆さんもご自身で、
あるいは心理カウンセラーと一緒に、困りごとの解決をしてみませんか。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。

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