梅の名所・佐布里池。25年変わらぬ私のベストショット

2025年12月2日 2025年12月2日青木亮

青木亮

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この写真は、愛知県の知多半島にある佐布里池（そうりいけ）です。佐布里池といえば、春の梅の名所として知られ、開花期にはたくさんの人で賑わいます。しかし、真冬の今は訪れる人も少なく、水面が静まりかえった湖畔といった雰囲気。私はこの静寂に包まれた冬の景色もまた、心惹かれる好きな風景の一つです。

かつて知多半島で長く働き、暮らしていた私にとって、佐布里池は特別な場所です。

遡ることもう四半世紀前、梅が咲き誇る盛りの頃、私は妻と１歳の息子と三人でここを訪れました。その時、妻と幼い息子を収めた一枚が、私にとって今でもかけがえのないベストショットなのです。妻の幸せそうな表情と息子の愛らしい表情が、心に沁みるのです。

25年前ですから、その写真はいわゆるフィルム写真、デジタルデータではありません。今も手帳の奥に大切に挟み込んでいます。あまりに大切すぎて、誰にも見せられません。

来たる2026年、再び梅の季節が巡ってきたら、今度は妻と愛犬を一緒に佐布里池を訪れたいと思っています。

同じ場所で、同じ構図で写真を撮れるといいなぁと思います。その時、四半世紀という時間の流れを改めて感じ、「随分と歳を重ねたものだ」と妻と共に感慨深く思うことができたなら、きっとやわらかく微笑んでいられるような気がしています。

佐布里池では、例年2月中旬から3月中旬にかけて梅まつりが開かれます。多くの方が来られて、屋外ステージイベント・新鮮農作物の販売・飲食屋台の出店・おみやげ品の販売、フォトコンテストや、知多半島の日本酒の飲み比べができる「ほろ酔ひノススメ」など盛りだくさんのイベントが行われて、人出もたいへん多くて賑わいます。是非一度、お越しくださいませ。
詳しくは、知多市観光ガイドをご覧ください。https://chita-kanko.com/areaguide/souri/