ストレスと仕事の生産性

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。今回はストレスと仕事の生産性の関係について、役立つ情報をお伝えいたします。『やる気が出ない…』『仕事がなかなか進まない…』、そんなお悩みを抱えているときのヒントになれば、嬉しく思います。

ストレスは、働くモチベーションを引き出して生産性を高めます。
一方で、ストレスが過剰になると生産性を脅かします。*1

ストレスは適度である方がよさそうで、納得感があります。仕事をする際は、漫然とするよりも目標を高くして、時間を区切って仕事を終えることで、生産性は高まる傾向にあります。例えば、タスクごとに明確な目標(例:「30分でこの資料を完成させる」)を立てて、30分経過したら仕事を終える、といった方法は如何でしょうか。

 

また、仕事をする時の裁量も併せて考えてみると、違う関係が浮かびあがります。

ストレスが高い仕事にあっては、裁量度が高いと働くモチベーションが上がりやすくなります。*2

たとえば、仕事の進め方やその目標、お金の使い方などを自分で決められる場合は、ストレスが高い仕事でもやる気が引き出されやすいようです。部下をお持ちの方は、ストレスが多めの仕事を指示する際に部下に裁量を持たせるほうが、生産性が高まるかもしれません。

 

皆さまが、仕事の生産性が高いとご自身で感じられますことを、お祈りしております。

格子模様

*1:1908年のヤーキーズ・ドットソンの法則/ストレスと生産性の関係性を論じたモデルについて解説された、「産業・組織心理学」(放送大学教育振興会、2021年)から抜粋。
*2:1979年のKarasekによる職務要求度-コントロールモデルについて解説された、「産業・組織心理学」(放送大学教育振興会、2021年)から抜粋。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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