生と老と病と死

こころおだやか
永くつき合った物を手放す…その思いに寄り添う

永くつきあってきた「物」に、さようならを伝える、その思い。 くたびれてきた衣類たち 聴かなくなったCDたち 子供のころ可愛がっていたお人形たち 重要事項が記されていた書類たち 最近ではあまり思い出すこともなかった。 ずい […]

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わたくしごと
ラストシーン(くれたけ#240)

このブログでは、くれたけ心理相談室の今月12月のお題(くれたけ#240)「私が泣いた時の話を聞かせてください(悲しいこと 嬉しいこと 何でもOK)」に応えます。   父が逝く場面を妻に話すことが、ときどきありま […]

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わたくしごと
流れに身を任す ≒ 負かす

老親に頻繁に説く台詞があります、「昔とは違うのだから」。 長男が跡を継ぎ、親と同居する。 妻は嫁として家と親の面倒をみる。 男の子は優秀な大学を出て一流の企業に入り、その会社で出世を目指す。 社会がそんな風潮であり、親た […]

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カウンセリング
人生の彩り

MLBワールドシリーズ初戦の劇的な結末は、いろいろと印象的だ。 ドジャーズメンバーの喜びの爆発した様子。 ヤンキースメンバーの感情をなくした表情。 なにより、満塁逆転サヨナラホームランを放ったドジャーズ・フリーマンの一挙 […]

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ご高齢の方へ
独身貫き、老後を迎えた方へ

好きな方に巡り会ったことはある、おつきあいをしたこともある。 縁がなかった、独りがよかった、伴侶は要らないと思った。 仕事や好きなことや、やりたいことがいっぱいあった。精一杯やった。 これまでの生き方に悔いなどない、よい […]

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カウンセリング
突然の、あり得ない死に際して

昨日元気に笑っていた友が、翌朝死んだ。 「また明日」って、手を振って別れた。 冗談だと笑った、叫んだ、怒った、恨んだ、 悔しんだ、自分を責めた、他人を責めた… 感情をなくした、いや、消した。 なぜ死んだ…と問い、答えを探 […]

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カウンセリング
挫折を経てこそ届く幸せ/池江璃花子選手の復活に想う

今年7月28日、池江璃花子競泳選手がオリンピック2024で、こう話して涙されました。 「なんのために今日まで頑張ってきたのだろうと、そういう気持ちです」 競泳女子100mバタフライの準決勝で、1組目6着となり敗退となった […]

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こころの理
お薦め本(児童文学)「兎の眼」灰谷健次郎著

小学4年生の時に、田舎町(岐阜県羽島郡笠松町)の小さな本屋さんで、単行本として求めました。 当時私は、動物の本ばかり(シートン、椋鳩十、ファーブル、他動物なら何でも)を 学校の図書館から漁るように読んでいました。 母親「 […]

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カウンセリング
穏やかな最後を迎えてほしかったのに…

畳の上で死にたい、家族に看取られながら死にたい、 ピンピンコロリ、眠るように死にたい、天寿を全うしたい 自分の最後をそんな風に願う方も多いと思います。 近しい方にはそんな最期を迎えてほしいと、願ったりもするのでしょう。 […]

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こころおだやか
大切な人を亡くしたあと

桜が散る頃、父が逝った。家族は悲しみに暮れ、激しく泣いた。わたしは涙一粒でやしない。 父を好きであった、同時に父を最後の最後まで責め続けた。あなたみたいにはならないと誓った。   あれから30年。死にゆく父をと […]

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