愛しいおせっかい
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「おせっかい」な人。彼らは、あなたの世界を半ば強引に広げてくれる、愛しい存在かもしれません。人生を少し、時にはすごく豊かにしてくれる方ですよね。だからといって、おせっかいになろうとおすすめする気は毛頭ありませんが(笑)。
映画で見た、愛すべき「おせっかい」
先日、Netfrixでコメディ映画『オットーという男』を観ました。
この物語に登場する、ひどく「おせっかい」な若い女性が、とにかく魅力的でした。人にはそれぞれ事情があり、築き上げてきた「生き様」には、そうする意味があります。しかし、その生き方に行き詰まりを感じたり、心の底から納得できていない時期もあるでしょう。もがきながら生きている。
「おせっかい」な人は、そんな個人の領域に土足で、ズカズカと入り込んできます。一見、実に無礼で無神経ですよね。
でも、おせっかいな方たちの心には親切と思いやりがある。だからこそ、その無神経さがどこか滑稽で、許せるものとして映るのだと思います。その「おせっかい」のせいで、それまでの生き方がかき乱され、壊される。しかし、壊された後に新しく作られた生き方こそが、本当に望んでいた、心から納得できる生き様になっていく…そんな映画でした。
私が焼いた、名古屋の「可愛らしいおせっかい」
先日、私は「可愛らしいおせっかい」を焼きました。
場所は、名古屋の老舗喫茶「コンパル」大須本店。ひとりでモーニングを楽しんでいた私は、「帰りに、お店の前でポートレートを撮りたいな。お店の方に頼んでみよう」と考えていました。
レジで会計をしていると、店の外で二人の女性が楽しそうに自撮りをしているのが見えました。
支払いを済ませて店を出た瞬間、「お撮りしましょうか?」と声をかけました。
「えぇ、いいんですかぁ!」
はじけるような喜びに満ちた声が返ってきました。「その代わり、と言ってはなんですが、私も撮っていただけませんか(照れ笑い)」とお願いすると、「もちろんです!」と満面の笑顔で快諾していただき、お互いに素敵で、同じ構成の写真を撮り合うことができました。生き様は変わりませんが、それからしばらくの気分はお互いに良くなっただろうと思います。
そういえば、この『オットーという男』は、コメディ映画の一覧から特に意識せずに選んだのですが、以前に息子が「観るといいよ」と突然に理由もなく薦めてきたことを後で思い出しました。
彼は私にとって、ときどき可愛い「おせっかい」さんです。
コンパル大須本店の外観(私のポートレートは、別で使用しましたので掲載できません、悪しからず。)
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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