ゲームが教えてくれた、つながりのかたち

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

オンラインゲームの世界で過ごす時間には、きっと言葉にしにくい大切なものがあるのだろう、
そんなふうに思っています。今回のブログは、そんな思いを綴ります。


 

画面の向こうには、時間を共有してくれる誰かがいて、
自分を認め求めてくれる場所があって、
物理的な距離や言葉の壁をあっという間に越えて、
広い世界とつながれる現実をもたらしてくれます。

その時間と世界はたいへん大事で、かけがえのない存在ものなのだと思います。

 

まわりの大人たちや近くにいる誰かの中には、それを全く理解できない方がいて、
「やめなさい」「現実を見なさい」。
もしそれが大切な人だとすれば、
わかってもらえないさみしさや、悔しさが、心の奥に積もります。
憤りになったりすることは、大いに自然なことなのだと思います。

また、別の自分が、
リアルな世界でも、目の前に感じられる誰かと笑いあいたい、
わかりあえる身近な誰かと、そばにいていっぱい話をしたい、
そう願ってしまうことも、大いに自然なこころの働きだと思います。

タンポポとツツジ

ひとのこころはなかなか複雑です。
ひとつのことで、ずっとはなかなか満足しにくくて、

空間や言葉の壁を越える、広い世界と、
息が届くような空間の、身近で狭い世界を、
いったりきたりしたいと思うのでしょう。

その両方の世界で、
心地よい時間と空間を、わかりあえるだれかと一緒に過ごしたいと、
こころはきっと思うのでしょう。

 

そんなこころと上手につきあっていくことが、生きていくってことなんだろうと思います。
こころに立ちふさがる壁をひとつひとつクリアしていくことが、生きることなんだろうと。

私はオンラインゲームの世代ではありませんが、壁を感じてもがいたことを思い出します。

 

補足)
ご家族や友人、先生や職場の方などから、きつい言葉や態度を突き付けられたご経験があるかもしれません。その方々の中には、身近で狭い世界しかご存じなかったり、身近で狭い世界こそが現実の世界だと確信されていたりして、あなたを心配されている方もいると思います。そういう人がいることを、あなたも気づいておられませんか。ただ、そういう人があなたが身近で狭い世界を味わいにくくしていると感じられているのかもしれません。そうだとすると皮肉だなぁと思います。あなたの広い世界を理解しようとしてくれる誰かを見いだせれば壁をクリアするきっかけになるかもしれないと、感じています。壁を越えた先には、2つの世界を理解できる、ステキな状態になられると思います。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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