感情のコントロール三段活用
「感情的」を辞書で引いてみました。
[形動]
1 感情に関するさま。「二国間には—な障壁がある」
2 理性を失って感情をむきだしにするさま。「—なものの言い方」⇔理性的。
2には、理性を失うとか、感情むきだしとか、かなりやばい表現がされています。
感情「的」だから、そもそもは1「感情に関するさま」が本意なのでしょうが…
残念に思います。
私たちは皆、日常的に感情をコントロールしています。
「むきだし」にしていては日常生活は送れないことを、幼少期に身につけました。
しかし、感情をコントロールしきれているかどうかは別の話です。
そこで、今回は、感情のコントロールの三段活用をご案内します。
活用というのは、感情をコントロールする際の基本態度という意味で理解してください。
〇1段目:今の感情のコントロール法で特段の問題が起きていないとき。
うらやましい状態。今のやり方に自信を持っていいんではないでしょうか。
〇2段目:気持ちの辛さが続いて、苦しくなっているとき。
この場合は他人の支援を得て、自分の感情を制御していきましょう。
信頼できる家族等身近な人や、医師・カウンセラーなど専門家を選んで、
聴いてもらったり、一緒に考えてもらったり、助言をもらったりすることで、
自分の感情をコントロールしやすくなるでしょう。
重要なことは、
あなたに対して親身になってくれる方を選ぶことが、とても大切です。
〇3段目:気持ちの辛さや苦しさが日常生活を壊してしまっているとき。
この場合は、医師・カウンセラーなど専門家に支援を求めましょう。
孤独でいるとさらに状況が悪化しかねません。早い方が望ましいです。
1段目「特段の問題が起きていないとき」の中には、問題が起きる都度、
自分の感情のコントロール法で問題を小さくしたり無くしたりできることも含みます。
問題がおきたら、まずは自分でいろいろ工夫してみると思いますが、
そうすると次第にこの領域が増えるのでしょう。
感情を自分の相棒だと思うと、客観的になれてつきあいやすくなる場合もあります。
これも、感情のコントロール法のひとつです。
感情はコントロールするには手強いですが、そのお陰で人生が豊かと感じることもできます。
自分のどんな感情も、大切にしたいです。
決して、否定的に思わないでほしいです、大切な相棒ですから。
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