正しさと優しさ、揺れる価値観に寄り添う

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私たちはそれぞれ、人生で大切にしている価値観を持っています。その価値観が思わぬ不本意な結果をもたらした時は、価値観が進化して、より生きやすく、より豊かになれるチャンスなのでしょうね。

たとえば、「たとえ誰かを傷つけても、正しいことを貫く」という生き方もあれば、「誰かに不公平だと思われても、優しいことを優先する」という生き方もあります。これらは、その人自身の信念であると同時に、社会的に見てもどちらも適切な、大切な価値観です。

しかし、そんな揺るぎないはずの信念が、揺らぐ瞬間が訪れることがあります。

自分の「正しさ」が、かけがえのない大切な人を深く傷つけてしまったとき。 自分の「優しさ」が、いつの間にか自分自身を苦しめることになったとき。

これまで信じてきた生き方に、ふと疑問が湧いてくる。「本当に、このままでいいのだろうか?」と心が揺れ始めたら、それは新しいステージの始まりかもしれません。

ひとつの価値観に固執するのではなく、「正しさ」と「優しさ」の間で揺れながら、その都度、自分なりの答えを探していく。それは、時に葛藤や痛みを伴うかもしれません。でも、その揺らぎこそが、私たちを次のステージへと導いてくれるのだと思います。

新たなステージで身につくのは、きっと「正しさ」と「優しさ」を共存させる術でしょう。あるいは、これまでとは全く違う、新しい価値観かもしれません。それは、これまでの生き方にはなかった、幅と奥行きのあるものなのでしょう。その結果、私たちは人生をより楽に、より豊かに生きられるようになるはずです。

さまざまな出来事を乗り越え、自分だけの生き方を見つけられたとき、私たちはきっと、以前よりもっと素敵な自分に出会えていると、私は信じています。

空と雲と太陽と山々

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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