大切に思う気持ちに言葉は要らない
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、言葉はいらない、大切な人との向き合い方についてです。
大切な人との間には、本当は言葉なんていらない。むしろ、言葉はないほうがいい…そう思う場面に出会うことがあります。ふたりで過ごす中で、相手が醸し出す雰囲気を心地よく感じられたなら、その心地よい自分の気持ちを大切にするだけで、ふたりの関係がさらに熟すのかもしれないと感じます。
たとえば、こんな場面です。
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自分の気持ちを伝えようと発した言葉が、どうにもしっくりきません。でも、大切な人はその言葉をそのまま受け取ってしまいます。伝え直そうにも「言い訳」や「ごまかし」だと思われそうで、ますますうまく伝えられません。
そして、その言葉を前提にさらに言葉を重ねていくうちに、自分の本当の気持ちすら分からなくなってしまいます。そうしているうちに、大切な人の気持ちも遠ざかっていき、気がつけばふたりの関係が、本来の自分たちとは違う世界へ連れていかれてしまいます。
それでも、相手を大切に思う気持ちは消えません。どうしてそう思うのかを言葉で説明しようとしても、うまくいきません。でも言葉にできない気持ちが、確かにそこにはあります。
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「大切に思っている」という気持ちを、その方は確かに感じています。しかし、言葉によって自分自身が分断されたようで、自分のことを理解しようと言葉を尽くしてももうできなくて、自分の気持ちにすら自信を持てなくなっています。
言葉で説明できなくてもいい。頭で理解できなくてもいい。
相手を大切に思う自分の気持ちを、ただ、そのまま、大切にする。
そういう道をこの方が知ると、ふたりの関係に変化が現れるのかもしれない…と光を感じます。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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