静けさがくれる何か

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回のブログは、私の日常の、少しいい時間について書かせていただきました。


 

テレビが流れています。けれど、その映像を目で追うわけでも、音に耳を傾けるわけでもなく、ただ静かに椅子に腰かけています。背もたれに体重を預けますと、頭や心の奥にあった緊張が少しずつ消えていくのを感じます。空白が頭や心を満たしていくような、不思議な感覚です。

それまでの数時間、身体にも心にも、知らず知らずのうちに鞭を打っていました。緊張が解ける瞬間が訪れたとき、何かが休息へと誘ってくれたように感じます。

静かに腰かけてから30分ほど経ったころ、テレビでは野球の試合が3イニング進んでいました。画面の移り変わりから試合の経過はなんとなくわかります。けれど、そこに心を動かされることはありません。考えることも、特に注目することもありません。それはまるで、山の中に響く心地よい鳥のさえずりのように、私にとっての日常に溶け込む、おだやかな生活音のひとつです。

高まっていた心身の緊張は、いつしかすっかり収まっていました。頭は澄み、身体は思うように動きます。そして何より、心は軽やかでおだやかです。

この満たされた心身が、また新しい世界へと私を誘ってくれることでしょう。これまでのことに加えてこれからのことに、静かに感謝したい…そんな思いが湧きました。「ありがとう。」

すずめのさえずり

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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