早期退職・希望退職を考えはじめたときに――心を整えるためのヒント
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回のブログは、産業カウンセラーとして、早期退職や希望退職を考えはじめたときに、心を整えるためのヒントを添えたいと思います。
「そろそろ潮時かもしれない」「退職という道もあるかもしれない」
そんな思いが浮かぶのは、決して珍しいことではありません。
変化のある時代だからこそ、多くの方が立ち止まり、これからの働き方や暮らし方を見つめ直しています。
早期退職や希望退職の制度は、会社から提示されることがありますが、その選択はご自身の人生に深く関わるものです。
仕事の内容、人間関係、体調、家庭のことなど、退職を考える理由はひとつではないでしょう。
まずは、自分の気持ちと丁寧に向き合うことから始めてみてはいかがでしょうか。
すぐに結論が出なくても大丈夫だと思います。
「この先の人生で、何を大切にしたいのか」「どんな時間を過ごしていきたいのか」
そんな問いを持つことが、選択のヒントになるのかもしれません。
頭の中だけで考え続けていると、かえって整理がつかなくなることもあります。
思いを紙に書き出してみたり、信頼できる人に言葉にしてみることで、自分の考えが少しずつ見えてくることがあります。
自分の中にある答えは、ときに静かな対話の中から見えてくるものです。
退職後の暮らしについても、あらかじめイメージしておきたいと思われるのではないでしょうか。
大切なことだと思います。
生活リズムや収入の変化、社会とのつながりの持ち方など、早めに考えておくことで、不安を減らせることもあります。
どんな決断をしても、それが「正解」かどうかは、あとになってからわかるものです。
また決断した後の歩みこそが、「正解」かどうかを決めるともいえるでしょう。
そのためにも大切なのは、自分で考え、自分なりに納得して選ぶことだと思います。
その積み重ねが、きっとこれからの力になります。
このブログが少しでもお役に立てましたら、うれしく思います。
補足)早期退職と希望退職は、どちらも従業員が定年前に退職する制度です。ふたつの制度の目的や性質には、違いがあります。
早期退職は、企業が恒常的に設けている制度で、従業員のキャリア支援や組織の活性化などを目的としています。条件を満たした際に従業員が自らの意思で応募するのが基本です。
希望退職は、主に企業の経営状況の改善や人員整理を目的として、企業が期間限定で募集する制度です。応募は従業員の任意です。
いずれの場合でも、退職金の割増しや再就職支援などの優遇措置が設けられます。但し、希望対象のほうが早期退職よりも手厚い場合が多いようです。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
-
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
最新の記事
カウンセリング2025年6月10日お腹を満たして、おいでください😊
みんな違ってみんないい2025年6月9日「好き💓」という気持ち
カウンセリング2025年6月8日まっすぐにどこまでも続く
お知らせ2025年6月7日ランチ会withカウンセラーたち@愛知県春日井市