部署間の対立(技術・製造・販売)の解消
メーカーにおける「技術と製造と販売」の部門は、
よく対立する構図が生じます。どうやら、見ているところが違うようです。
技術部門は、お客様のニーズを満たせるよう、商品の品質や性能を設計する。
製造部門は、安く質よく造って、お客さまの希望どおりにお届けする。
販売部門は、お客さまのニーズとご希望の価格を踏まえ、たくさん売る。
事業が計画未達になると、その原因追究が始まります。
営業部門の売上未達のせいか、性能がニーズに合わないのか、製造コストのせいで高価だからか…。あるいはそもそも、予算が足りないからか、計画が大きすぎるのか…。
自分たちの活動を他部門が阻害しているとか、他部門のせいで自分たちは苦労しているなどと批判合戦になり、対立構図が確立していくことになります。原因追究は冷静かつ的確に、頭脳プレーで行いたいものですが。
もし、感情的な対立が生じてしまったならば、そこを解消することが肝要なのでしょう。
例えば、親睦を深める場を設けて、部門としてではなく人として触れ合える関係になるとか。
ランチ会や社員旅行、フリーアドレスやファミリーの職場訪問会など。例えば、部門の一員という立場を外して事業の一員として、事業の未来像を友に描くとか。
他社や他事業とのボウリングの対抗戦で企画して、チームを組んでみるとか。
部門間の人事異動を活発化して、複数部門の経験者を増やすとか。
〇〇部門の立場を外す、つまり視点を変える、見方を変える…チャレンジする価値はあると思います。
人は、〇〇部門の人である前に、会社や事業の人であり、さらにはひとりの人間でありますから。
いかがでしょうか。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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