趣味がなくても恥じないでください
「どんなご趣味をおもちですか。」
初対面の方と、お見合いや採用面接など正式な場も含めて尋ね合ったりします。
「私は特に趣味はないのですが…」と言いにくそうに応える方がおられます。
無趣味よりも有趣味、さらに多趣味がベターだと思っておられるのかもしれません。
そもそも趣味って何でしょうか。言葉の定義を検索してみました。
・仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄 ※別の意味もあります。
・あるブログは、やらなくてもいいのに単純に好きで楽しくて面白くてやっていることだと。参考)余暇や娯楽は暇つぶし的要素が強い…とするご意見を聞いたことがあります。納得。
要素としては、次のふたつの問いになるのでしょう。
①あなたは、何が好き・楽しい・面白いのか。
②あなたが必要もないのに、やり続けている(断続・継続どちらでも)ことは何か。
無趣味…と応える方はもしかすると、自分の好きに自分がそもそも注目していないのかも。
好きなことすら、やるべきことと位置づけてやっているのかもしれません。
自分が好きな物事はなにかを探索してみてはいかがでしょうか。
・小・中学生の頃から、順に時系列にさかのぼってみる。
・仕事や家庭やひとりなど、場面ごとに洗い出してみる。
・身の回りにある物を順に眺めながら、心が動くか感じてみる。など
何かしら、絞り出すことはできると思います。
ところで、どうして趣味を尋ね合うのでしょうか。
人柄の一端を垣間見て会話が広げ、人間関係をつくりたいと願うからでしょう。
そこで、こんなふうに応えてはいかがでしょうか。
「趣味と言えるかどうか…でも私は静かに読書する時間が好きです。あまりできていませんが…」
「人と他愛もない話をすることがたいへん好きなんです。これは趣味といえませんかね(笑)」
「何かしら問題を見つけて、自力で解決することが好きなんです。案外と生きがいなんです(苦笑)」
今はほとんどできていなくても、真面目に取り組んでしまうことでも、
自分の好きなことを伝えることで、
嘘を言わず、趣味を尋ねあう気持ちに応えあって、関係が広がり深まる可能性を広げますよ。
ちなみに私の趣味は、
「趣味と言えるかどうか…私は『無無明』でない状態を『無無明』の状態にする取組みです。(苦笑)」
※ここでいう無無明の意味は、こちらをご参照ください。
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