アリ・キリギリス論争に一石を投ずる

老後の不安に立ち向かうアリの主張と、
それに対する今を存分に生きるとキリギリスの反論
先のブログに掲載しました。

このブログでは、それらを踏まえたひとつの提案(あくまでも一案)をいたします。

 

森の上に浮かぶ月


老後を不安視しても憂いても、何が起こるか分からないから、備えに際限がない。働きづめである。

今を精一杯生き続けても、確実に来る老いや衰えを乗り越えられまい。のたれ死には辛すぎる。

両者のバランスがとれればよい、ということは見当がつく。はたして、どうすればよいのか。

 

そこで提案がある。

 

今と将来(何歳くらい)に、何をしたい・何になりたい・どんな生活をしていたい…

それを描いて、そこに向かって、必要な準備を整えて、歩みを進めてはどうだろうか。

身体の衰えやお金、退職後の時間など、高い確率で想定できることは明らかにする。

想定外の事態にきっと遭遇する。完璧な想定などありえない、リスクゼロはあきらめよう。

そんな事態に遭遇したら一旦立ち止まり、ふたたび描きなおして歩みだす…と想定する。

 

そして死の淵で、「自分に素直に生き抜いた、私はたいへん満足だ」と思おう。


※書籍「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」(ビル・バーキンス/著、児島修/訳、ダイヤモンド社/出版)を読み終えた私の、ひとつの理解でした。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。

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