互いを憐れむ…愛の檻にはいる

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深い愛は、時として複雑な顔をします。

誰にでも、かけがえのない大切な人がいるでしょう。その人が抱える痛みや闘っている状況を思うとき、心の底から気の毒に思うこともあるでしょう。だから余計に、その小さな背中を守ってあげたくてたまらなくなります。

そして、逆もまた然り。向こうも自分を大切に思い、労(いたわ)り、守りたいと願っている。それは、互いを「憐れむ(あわれむ)」という名の、深く美しい絆。まるで一つの芸術のような関係性だと思います。

しかし、そんなふたりが交わしあうそのやさしい「憐れみ」こそが見えない鎖となり、互いをその場に縛りつけているかもしれません。「どうか、私の手の届く範囲で、羽ばたかないでいてほしい」と願っているような、いないような…。

もしかしたら、もう、お互いに守ってもらわなくてもいいのかもしれませんよ。そして、もう、お互いに守ってあげなくてもいいのかもしれません。自分と相手、互いの翼を信じ、雄々しく広げることを許しあう…それこそが、次に迎える深い愛なのかもしれません。

夕焼け

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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