お抹茶の思い出

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。先日お店で、久しぶりに自分で点(た)てたお抹茶をいただきました。一口飲んだ瞬間、子どもの頃の記憶がしっかりよみがえってきました。

私がまだ小学生だったころ、祖父は毎日お抹茶を点ててくれる習慣がありました。お抹茶を入れる棗(なつめ)、粉をすくう茶杓(ちゃしゃく)、そしてお抹茶を点てる茶筅(ちゃせん)。道具の名前も懐かしく思い出します。祖父と祖母が飲むだけだったので、作法にこだわることはありません。祖父は私にも点て方やいただき方を、手取り足取り教えてくれました。子どもの口には苦いかと思いきや、そのお抹茶が案外とおいしく感じたことを今でも覚えています。

もう一つ、お抹茶にまつわる心に残っている思い出があります。小学4年生のとき、小1・2年の頃の担任の先生が男子4人を奈良県の當麻寺(たいまでら)へ連れて行ってくれたことがありました。ご住職さんと先生がお知り合いだったようで、早朝にお寺を訪ね、お抹茶と和菓子をいただいたのです。男子4人がどのように食べたり飲んだりしたらいいかを困っていると、
「お抹茶は苦いから、先に甘いお菓子を口に含んでから飲むといいよ。飲み方は好きなように飲んでいいから。」
ご住職さんがそんなふうに優しくおっしゃってくださったことを、今でも覚えています。すごく楽しいひと時でした。

今回いただいたのは、祇園茶寮×タニタカフェ 名古屋ドーム前店さんの「翠雲宇治抹茶(HOT)ときな粉のわらび餅」のセットです。本当は冷たいものを頼んだのですが、温かいままでいただくことにしました。子どもの頃の思い出を温かく思い起こさせてくれたように、この日のお抹茶も温かいままでじんわりと味わえました。そんな偶然もまた、素敵な思い出になりました。

抹茶セット  抹茶セット

私は抹茶味のお菓子はあまり好きではありません。でも今回、あたたかなお抹茶は今でも好きだと知りました。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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