恩送り。心をつなぐペイフォワード

ブログを読んでくださり、ありがとうございます。

「恩送り(おんおくり)」や「ペイフォワード(pay it forward)」という言葉に初めて出会ったとき、心が震えるほど感動したことを今でも覚えています。

それまで当たり前だと思っていたのは「恩返し」という言葉です。何か親切にしてもらったら、その相手に直接お返しをする。それは礼儀でもあり、当然のことだと教わってきました。大人になってからの親孝行も、この恩返しの精神からくるものかもしれません。

しかし、「恩送り」は少し違います。受けたご厚意や親切を、その相手に返すのではなく、別の誰かに渡すという考え方です。親から受けた恩を自分の子どもへ、見知らぬ人からの親切を、また別の見知らぬ人へ。そうやって恩が時代を超え、人の垣根を越えて、つながり、広がっていくイメージが湧きませんか?

「私へのお礼なんかいらないから、よかったらいつか誰かに送ってくださいね」と、受けた恩を次の人へ渡すように伝えられたら、その温かさはさらに心に深く残ります。

この「ペイフォワード(pay it forward)」という言葉を知ったのは、映画がきっかけでした。人から受けた恩を、別の3人に渡していく少年のアイデアが題名になった作品です。ストーリーは忘れましたが、この考え方そのものに深く感動したことをはっきりと覚えています。

このブログが、あなたにとっての「恩送り」「ペイフォワード」を考えるきっかけになれば嬉しいです。「恩返し」以外にも恩に報いる方法があるということは、幅が広がって気持ちも楽に大らかになったりもしますよ。

青空

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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