「自分でなんとかしなさい!」(温かな親の愛)

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回のブログは、温かな親の愛のワンシーンを綴りたいと思います。


 

「自分で何とかしなさい。」

甘える子どもに、親がそう言い放った話です。

その子どもは大学生でした。

 

4月から親元を遠く離れた地で独り暮らしを始めたその大学生は、

5月に入ってホームシックになったそうです。

やっと入った大学を投げ捨ててでも、

家に帰りたいとひとり寝られず苦しむ夜をいくつも重ねました。

そしてある夜とうとう、電話で母親にこう言い放ったのでした。

「あした帰る。」

 

だれにも言えずにひとり堪えてきた大学生。

泣き言がようやく言えて、自宅に帰ることに活路を見出した大学生は、

母親が「帰っておいで」と返してくれると思い込んでいました。

「自分で何とかしなさい。」

実際に母親から返ってきた言葉はこうでした。

斑入りのピンクのバラたち

冷淡に響いた言葉に大学生は驚き、うろたえて、どうして?とすがるように尋ねました。

母親は静かに泣いていたようだと言います。きっと「帰っておいで」といいたい気持ちを抑えていたんだと。

母親はただ、「自分で何とかしなさい」と繰り返すのみでした。

大学生は母親の愛情と辛い気持ちを感じて、静かに電話を切ったそうです。

 

大学生はその後ホームシックから解放され、学生生活を堪能したそうです。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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