「うちの子、ゲームばかり」〜誰にも言えないあなたへ〜
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回のブログは、お子さんのゲーム依存にお悩みの親御様向けにメッセージを綴ります。
もしもいま、子どものゲームばかりの様子に、
どうしたらいいのか分からず、胸が詰まる思いをしているなら、
このページに立ち寄ってくださったこと自体が、とても大切な一歩になることを願っております。
「勉強も手につかないみたい」
「何度注意しても聞いてくれない」
「このままでいいのだろうかと不安になる」
そんなふうに思いながらも、
誰にも話せなくて、ひとりで抱え込んでしまうことがあります。
子育ては、正解のない道のり。
“こうすればよかったのかな”とか、“もっとあのとき…”とか。
お子さまのことを思っているからこそ、過去を悔いたりして、
ご自分を責めたくなることもよくあるように伺います。
いまの子どもたちにとって、ゲームはただの遊びだけではなく、
「仲間とのつながり」や「安心できる場所」でもあったりするそうです。
大人の私たちが、思っている以上に、かけがえなのないものだと言われます。
ですから、やめさせようとしても簡単にはいきません。
思いがぶつかって、親子でお互いに険悪になり疲れてしまうこともあります。
それでも、「どうしても心配」になるのが親心ですよね。
以前に、あるお父さまがこんな話をしてくれました。
「高校生の息子が、ずっと部屋にこもってゲームばかり。何を聞いても“うるさいな”って返されて、私も怒ってしまうんです。でもある日、ゲームを一緒にやってみるって言ってみたんです。そうすると、息子は受け入れてくれて、初心者の私にいろいろと教えてくれました。“うまくできない!”って声を挙げたら、“下手くそだなぁ”って笑ったんです。その笑顔がすごくうれしくて…。ああ、大丈夫そうだ、って希望を感じたんです。」
言葉ではうまく伝え合えなくても、
子どもは、見てもらえていること、関心を向けてもらえていることに、ちゃんと気づいています。
「何とかしなくちゃ」と力を入れるよりも、
「ちょっとだけそばにいてみる」。
そんな関わり方が、心をそっとほぐしてくれることもあります。
「どう言えばわかってくれるのか」
「もっと厳しくした方がいいのか」
そんなふうに考える前に、
ちょっとだけ、深呼吸をしてみてはいかがでしょうか。
ちょっとだけ、子どもの目線に降りてみてはいかがでしょうか。
そこから言葉の交わし合い、心の通い合いを取り戻せるかもしれません。
依存からの脱出につながるのかもしれません。
このブログに触れて、
同じように悩む誰かの存在を感じて、
すこしだけ心が緩んでいただけたら、うれしく思います。
補足)
ゲーム依存(ゲーム障害)は、オンラインまたはオフラインのビデオゲームを過度に行うことで、日常生活に支障をきたす状態です。つまり、ゲームに夢中になりすぎて、時間やお金の使い方がコントロールできず、学校や仕事、人間関係に支障が出ている状態のことです。ゲームのことばかり考えて他のことが手につかなくなったり、やめようと思ってもやめられなくなったりします。放っておくと心や体の健康も損なわれる可能性があるので、医師などの専門家への相談も時に大切になります。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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