不公平な人事評価とお嘆き・お怒りの方へ
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、企業など組織が行う人事評価に対する不満のひとつ、評価の公平性を取り上げます。
企業等組織が行う人事評価に際し、「自分の評価が不公平で低い」と不満を述べられる方がおられます。その方は以下のように指摘されたりします。
- 部署や上司の評価基準の不明確さ
- 上司の偏見
- コミュニケーションの不足
- パフォーマンスに対する上司の誤解
- 上司からのフィードバックの不足
これらは評価運用における陥りやすい一般的な問題で、その結果、評価が不適正になる可能性が高まります。つまり、部下の方が感じる「評価が不公平で低い」状態が、実際に起きていると思われます。
逆に、「評価が不公平で高い」方がおられます。その場合も概ね問題は同じですが、3番は異なります。
3. 密なコミュニケーション
多くの上司には複数の部下がいます。密にコミュニケーションをとる部下の情報は多く、同時に思いも積もります。部下の側も同様です。つまり、上司に関する情報は多く、上司への思いも積もります。
思いが積もればその人に注意を向けることが増え、更に思いが積もっていきます。親密感はポジティブにアクティブに働きやすいので、相手の思いに応えてうれしく思うようになります。
部下の立場で、不公正で残念な評価をただすためにできることのひとつは、上司とのコミュニケーションを他の同僚と同等程度にするかもしれません。他の部下の方と比べて少ないと、上司の方の思い入れはどうしても減りがちです。
ご参考にしてください。
補足)
複数の他人を評価して優劣を決める際、完全に公平であることはたいへん難易度の高い作業です。運用の主体者である会社や組織、上司は、その問題に常に向き合うことになります。公平に評価しやすくなるよう、評価される側が意識して行動することにも意義があります。
評価作業においては、常に問題が潜むという認識が求められるのでしょう。産業カウンセラーとしては、特に組織・上司にその認識を大いに期待しています。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
-
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
最新の記事
カウンセリング2025年4月8日個人的なお金の不安は話しにくいですか。私もそうでした。
人事・総務・労組で働く人へ2025年4月7日不公平な人事評価とお嘆き・お怒りの方へ
こころおだやか2025年4月6日いろんな空
こころおだやか2025年4月5日春も好きになりました