楽しむ態度 vs. 真面目な態度
楽しむって態度を、ネガティブに感じている人がいます。
その人は真面目な態度が望ましいって。楽しむことは不真面目と近しい感覚を覚えている。
「享楽的(きょうらくてき)」という言葉があります。
日常生活や行動において楽しさや快感を重視する態度や傾向のこと。
楽しむことが享楽的って、真面目を好しとするその人は感じているみたい。
ちょっと極端じゃないかなって、その人には尋ねてみたい。
「享楽的」の対義語は、私流にいうと「くそ真面目」。
ある調べでも、冗談や遊びを一切許さないような態度や性格ってあります。
「一切」って、「許さない」って、その響きを聴くだけで、張りつめる緊張感が漂います。
真面目なその人は、張り詰める緊張感のある環境の中で、育ってこられたのかもしれません。
楽しんでいてはいけないと、幸せになるためには頑張らねばならないと、学ばれたのかもしれません。
日々を、真面目に、楽しみたい。
享楽的でなく、くそ真面目でなく。あるいは、
享楽的とくそ真面目を行ったり来たりして。
自分が生きてきた態度には、大切な意味や価値があることが多いです。
その態度のおかげで、これまでを生き抜き、成果を上げてきたのですから。
ただ、それが、今は一番有効ではないことも、案外多かったりします。
もし生きづらいとか、自己嫌悪とか、そんな感覚がおありならば、
それについてまずは向き合ってみませんか。そこから始まると思います。
今のあなたに、一番有効であろう態度に出逢うこと。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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