こころの癖に気づいて、出し入れ自由になりましょう

人にはそれぞれの、こころの癖がいくつもあるようです。

その癖はその場面には不要でも、不適切でも、出現してしまいます。なんせ癖ですから。

よくある癖は…「いつも急ぐ」「いつも一生懸命やる」「いつも他人を喜ばせようとしている」など。

私の癖のひとつは、「いつも急ぐ」。
いつも時間に追われるように、スピーディにやろうとするんです。

たとえば、私は家庭では食器洗いがお仕事のひとつなんです。
洗う順番や洗いあがったお皿を並べ方などを考えながら作業する、やられる方は皆そうだと思います。
私も同じです。ただ…私の場合は、誰かに急かされているかの如く思いで考え、作業します。
(実際に作業効率や手際がよいかは、おいといてください。)

たとえば、歩いて30分くらいかかるお医者さんに、予約時刻35分前に出発すると、
そもそも余裕が5分ありますが、誰かに急かされるかの如く早歩きします。20分で到着します。
実はそもそも25分もかからない。「30分かかる」とこの時点で遅れるなよ!って焦っています。

 

ところが今日、どういうわけか、ゆっくり歩いていました。
いつも当たり前のように早歩きするのに、時間に余分な余裕を持つのに、
ゆっくりゆったり歩いて、時間についても全然焦らない…そんな自分に気がつきました。

そしてとても気分がおだやかでした。街の景色をおだやかに味わえました。

 

皆さんにもいろんな癖があると思います。癖とは永くお付き合いしてきていますから、
その癖を上手に活用して社会生活を送ってこられたことでしょう。
ただ、要らないところで登場する癖に迷惑したり、扱いに困ったりすることもあるものです。
まずは癖に気がついて、そして向き合うことができれば、
さらに上手に活用し、上手に手放す…つまり出し入れ自由になれると思います。

私は自分の癖「いつも急ぐ」を、出し入れ自由にできるスタートラインについたと期待しております。

もし自分のこころの癖にお悩みがあれば、いちどご相談ください。
その癖にしっかり向き合うことができるようになると思います。
そうして、その癖を自由に出し入れできるようになれると期待しております。

歩く人

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。
あなたに笑顔があふれ、未来に希望が感じるよう、ご支援いたします。

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