親の、その教えは、何十年もの?
とかく変化が激しい時代を、私たちは生き続けています。
祖父母のいいつけはもとより、父母のいいつけすら当てにはならない。
こんなことを言うと、たいへん無礼で伝統を軽視するように思われはしないかと危惧しますが…
思い切って申し上げますと、
大人になった後は、そのいいつけが当てになるかどうかは、
自分で責任をもって判断しなきゃいけないと思うのです。
多くの場面では適切に判断しているのだろうけれども、
多くの場面では言いつけをただ単に守ってもいるようです。
心当たりはありませんか。
私が息子にいいつけたことは子育てであり、大切なことだったと今でも思います。
おかげで、今でもそのいいつけが身についている部分があり安堵もしますが…
今はそれではいけない…と思ったりすることもあります。
息子にいいつけたとき、私は30代だったり40代だったり。
50代後半の今の私からすると、そのいいつけに疑問を感じたりもするのです。
大人になった息子に、「俺の言ったことはとりあえず忘れて」と伝えたことがあります。
「お節料理は用意しない方が4割、すべて手作りする方が2割」
そんなアンケ―ト結果に触れました。(ざっくりとしか覚えていませんが)
もしあなたが、
お正月にはおせち料理を用意するのだと、祖先の言いつけをただ単に守っているのだとしたら、
判断し直してもよいのかもしれないと思います。
逆にあなたがお節料理を用意しない派だとすると、それはそれで、
「おせちもいいけど、カレーもね」というCMにただ単に洗脳されているかもしれないと、
振り返ってもいいかもしれませんね。(笑)
そもそもおせち料理の由来は平安時代の宮中だとか。庶民に広がったのは江戸時代だとか。
どうして今でも同じように食べるのだろうか。そこに意味は今でもあるのだろうか。
そんな風に考えて、食べたり食べなかったり、作ったり作らなかったりすればいいのでしょうね。
ちなみに我が家は妻が、義母の味に習って作ってきました(今年はちょっと病欠気味)。
私は黒豆だけ担当…なかなか好評です。
皆さまがどうか1年、まめにお暮しできますように。まめにお働き出来ますように。
*1 1976年(昭和51年)にキャンディーズを起用したハウス食品のククレカレーのCM。
私は当時9歳。祖母から受け継がれた母の手作りお節料理を食べていたと記憶します。
親の呪縛から解放されたい方は、カウンセリングをお薦めします。
親の呪縛は自然で必要なことで、どんな形であれ誰しもあります。
親の呪縛をネガティブに意識されていることは、あなたが殻を破るステップだと思います。
ピンチでありチャンスです。この機を逃さないで、活かしてください。
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