私の幸せ、私の生き方(ドラマ「モンスター」から)
ドラマ「モンスター」の最終回には、考えさせられます。
このドラマの主人公は、破天荒で型破りな、30代?の天才弁護士・神波亮子。
彼女が、自分の主張をぶつけ合う依頼者と相手側など関係者全員に対して、
こう詰めました。
「あなたにとって幸せって何ですか。
本当は何が幸せか分かってないんじゃないですか。
自分にとっての幸せや豊かさが分からなかったら、
どうやって生きていくかなんて決められないんじゃないですか。
いったい何のために生きているんですか。」
詰められた相手のほとんどは、初老以上の年齢の方たち。
怒りを込めて、涙一粒流し、冷静かつ熱く、厳しい問いを突き付ける弁護士に、
返す言葉もなく、立ち尽くします。
なんだか、自分にも突き付けられたようで、私も息をのみました。
主人公・神波亮子が、自分の幸せを分かっているのかはわかりませんでしたし、
生き方がいささか不器用にも感じます。
でも、きっとそれを探し求め、そうすべく行動しているのだろうと感じます。
それが、彼女の今の生き方なんだろうと。
彼女の言う「幸せ」には、心おだやかな雰囲気、いわゆるハッピーさは感じません。
筋の通った、強い信念に基づく、納得のいく、厳しい生き方を求め、
あえていばらの道を進まんとしているように思います。
彼女はそれを、幸せと称していると感じます。
自分にとっての幸せとは何か…時々じっくり考えてみることは、
自分の人生をより豊かにする、有意義にすることに貢献するだろうと期待します。
ですから私は今、ある大学のゼミに参加して、
初老以上の方々たちとそれを考える機会を得ています。
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