助け合いって、補い合いだと思う。
私の短所のひとつは、「石橋をたたいてたたいて、たたいてから渡る」傾向です。
要するに、次の一歩を踏む際には極めて慎重なんです。
もちろん、たたいて渡らないこともあり、渡らなくて正解だったぁと思い返すこともあります。
こんな表現すれば、長所のようにもなります。
それでも、これが短所だと考える理由は、
「TPOに応じて慎重さを制御できるわけではなく、尻込みする気持ちが根底にある」からなんです。
尻込みする気持ちがあるから常に慎重になれるのですから、良くも悪くもあるのです。
でも、こう感じて自分が嫌になるときがあります。
「渡ればいいと頭では結論を出したのに、気持ちが歯止めをかけて、なかなか渡れない。」
つまり、躊躇しているだけ、びくびく怖がっているだけのときがあるのです。
そんなとき、頼りになるヒーロー/ヒロインが参上して、こう言ってくれます。
「ぐずぐずしないで今すぐやるよ。 それともやめる? はっきりしなさい!」
※「いつやるの?今でしょ!」って、あの林先生の台詞の感じ。
(あぁじれったい!)っていう感覚、伝わってきます。
こう迫られて渡れるときは、躊躇しているだけのときなんです。
ありがたい、本当にありがたい存在です。
※それでも渡らないときは、考えがあるあるいはまだそのときでないとわかるのです。
そのヒーロー/ヒロインは案外、「思い立ったが吉日」的な短所を持っているものです。
要するに、エネルギッシュで困難を乗り越えるパワーの持ち主、やるときはやるタイプです。
やっぱり長所的な説明になります。
ただ、いささか雑で行き当たりばったりだから、混乱や失敗、「やらなきゃよかった」が増えます。
(誰もがそうというわけではありません。私の念頭に置いている、ある方の話です。)
そんな方からは、私の「短所」が、うらやましい長所に映ることもあるようです。
じれったかったくせに、勝手なものです。
長所と短所は表裏。短所を消せば長所も消える。
長所と短所はその人の個性。消せばその人ではなくなる。
その人でなくなっていいほどの短所なんて、ないでしょう。
人間の社会はひとりで生きるには難しすぎるから、必ず不得意な場面に遭遇する。
でも、そんな場面を得意とする人がいる。その人に任せてしまいましょうよ。
その代わり、その人が不得意な場面は、任せていただきましょうよ。
これで、めでたしめでたし、だと思っています。
人間は完全になんかなれないのだから、不完全な自分を味わいましょう。
※だいたい、完全な人間ってどんな状態か、全然わからないし…。(苦笑)
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