余分な力を抜いて頑張る
先日、ある初老の女性からお話を聴きました。
その方は、
困っている人をみると、放っておけない気持ちになる…
一方で出過ぎていないかをいつも気にする…
そうして、自分がどう対応すべきかを判断して積極的に行動するのだそうです。
周りの方への感謝の気持ちにあふれていて、とっても明るく楽しい方です。
その方曰く、
「子どものころからずっとすごく頑張ってきたんだ。」
「あるべき姿とそれを逸脱する自分とで葛藤しつづけてきた。」
「最近ようやく、余分な力を抜いて、自然に頑張れるようになった。」
頑張るってたいへんだけど、生きていくうえで欠かせないと思います。
ただ、「頑張らなきゃ!」って思うことってエネルギーをすごく使うと思うんです。
なぜなら、頑張ることを頑張る、頑張って頑張るという、ダブル頑張りだから。
さらに、「なんで頑張らなきゃいけないの?」「頑張りたくない…」といった葛藤が混じると、
辛さや苦しさなんかが生じて、葛藤を克服することにも頑張らなきゃいけなくなります。
この女性は最近をふりかえったとき、
「あぁ、私って頑張っているなぁ」とふと気づかれて、照れ笑いされました。
きっと、ダブル頑張りがなく、さらに葛藤を克服されてこられたんですね。
すごいなぁ、すてきだなぁと、改めて思う方でした。
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