人生の彩り
MLBワールドシリーズ初戦の劇的な結末は、いろいろと印象的だ。
ドジャーズメンバーの喜びの爆発した様子。
ヤンキースメンバーの感情をなくした表情。
なにより、満塁逆転サヨナラホームランを放ったドジャーズ・フリーマンの一挙手一投足。
英雄感・満足・興奮・感謝・こみあげる嬉しさ・貢献感・仲間意識…ポジティブな感情が溢れた。
世界的舞台で大活躍の、世界一流選手の話の後で、たいへん恐縮だが…
私のここまでの人生を振り返るとき、
約30年やってきた会社勤めの仕事は、人生の1ゲーム(試合)の連続だったなぁと思う。
ダブルヘッダーやトリプルヘッダー…もっと?など、あわせて何十万?の試合をしてきた。
辛いとき、危ないときはたくさんあったし、実際やばくなったこと、復活したことがある。
英雄感・満足・興奮・感謝・こみあげる嬉しさ・貢献感・仲間意識…ポジティブな感情も感じた。
負け試合あり、勝ち試合あり、大勝あり、大敗あり、接戦をものにしたり、落としたり、
最初からやる気がなくて負けたり、それでも勝てたり…。
だんだんと試合巧者にもなったし、ベテランゆえの狡さやたるみも生じた。
生涯成績はどうだったか…勝率はどうだったか、そういうデータは小さなひとつの事象に過ぎなくて、
そういった経験全体を通して今の自分がある、という自分を想うとき、
すべての経験・試合が、そのときの自分の頑張りをとっても愛おしく思う。
闘った相手や仲間やその場の環境、そして自分自身に感謝する。
その時は、負けたら終わり…勝ったらすごいと緊張し興奮して感じていたりするけれど、
人生はその試合の結果や生涯勝率だけで決まらないと、今はわかる。
一生懸命生きる自分に気づくとき、
そんな自分をいとおしく感じるようになり、
人生の彩りはあざやかにかがやく。
今日もまた、これからもまだ試合し、頑張っている。
負けてもいいとどこかでわかっていながらも、
それを忘れて勝とうと頑張っているのである。
わたしたちの人生は、頑張っているからすばらしい。
頑張っているとは、成果を上げること、人より優れることとは全く関係ない。
あなたの心が、身体が、意識が、今を生きるために活動し、
この世に生を得てから今に至るまで、なんとか死なずに生き続けていることなのだと思う。
死なずに生き続けること、それがどれほどの頑張りを要することなのか…。
あなたは頑張っている…だからあなたの人生はすばらしい。
たくさん頑張っている人は、ときに、
自分が頑張っていることにどんどん気づきにくくなるかもしれない。
心理カウンセラーに、その悶々とした気持ち、お聞かせください。
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