秋は秋刀魚(くれたけ#236)
くれたけ心理相談室から、毎月ブログのお題をいただきます。
今月は「あなたの秋の楽しみ方を教えて下さい(食べ物、行楽、趣味、何でも)」(くれたけ#236)
秋といえば、私は「さんまの塩焼き」。
いろいろと思い出します。
小学生のとき。
給食で1度だけ、さんまの塩焼き丸ごと1尾がひとりひとりに登場しました。
食べ終わったときに私のさんまは、頭と尻尾と背骨が壊れず残ったその状態を、
クラス中が大絶賛、盛り上がりました。みんな、ぐちゃぐちゃでしたから(笑)。
なんかすごく誇らしくって、今でもさんまを食べる時には思い出し、それなりに目指します。
大学生のとき。
6畳一間の安アパートで、独り暮らしをしていました。
ガスコンロに網をおいてさんまを2尾並べて焼くと、煙はそれはもうすごい勢いです。
(魚焼きグリルなんて、ありませんでした。)
窓は当然全開、でも6畳一間は天井から順に煙が充満…頭、肩、胸、腰と煙に覆われます。
扇風機を換気扇代わりに窓から煙を追い出しつつ、膝の高さまでしゃがみこみました。
それでもそれなりに焼け上がり、ごはんと一緒においしくいただきました。
1尾100円しないさんま(当時)、貧乏学生には秋の大ご褒美、かつ楽しいイベントでした。
そんな思い出のおかげで、美味しいさんまの塩焼きは、秋ならではの格別な味です。
美味しいから大好きなのですが、秋以外には食べたいと思えない…
味覚的なおいしさ以外に、こころが喜ぶ、秋ならではの食べ物になっています。
食べ物を味わいは、次第に、舌とこころで感じるものなんですね。
あぁ、お手頃なさんまを、煙をもうもうさせて、みんなと一緒に食べたい…
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