歯科衛生士さんは、心理カウンセラーみたい(心理カウンセラー活用法)

3カ月ほど前に、ブログにこう書きました。
「歯科衛生士さんと私の関係は、
心理カウンセラーと相談いただく方との関係にも似ているように思った。」

最近改めて、さらに強く、実感しました。

 

今年1月から毎月1回、歯科衛生士さんに歯の確認とメンテナンス、指導いただいています。
ついてしまった歯石や歯垢の除去はプロにお願いするしかありませんが、
歯磨きでかなり防げます…これは個人個人にかかっています。
そんな当たり前のことから目を背け続けて50余年…、今ようやく向き合えています。

歯科衛生士と患者

私は子供のころから虫歯が多く、歯は「恥部」でした。
小学生の頃、健康診断の際に、赤い錠剤を噛んで歯磨きチェックを受けました。
歯が真っ赤に染まる…恥ずかしかった。みんなの歯はきれいに見えました。
歯のことは考えたくなかった…みんなに知られたくなかった…
だから、考えられなかった…話せなかった…向き合えなかった…歯はだんだん悪化しました。
最近までずっとその調子で、やむを得ず歯医者に行っても、治療そこそこで止めてしまいました。

でも、今の歯医者さんと偶然知り合って、その人には素直にその気持ちを打ち明けられました。
歯の治療が終わった後、歯科衛生士さんからの歯磨き指導が本格的に始まりました。

磨き残しのエリア・度合いを教えてもらうと、恥部がさらされて、こころは折れます。
でも、「今からでも大丈夫、一緒にやっていきましょう」と励まされ沿われて少し安堵し、
磨けているところを誉められて心が少しはしゃいで、
「次はここをこうしてみましょうか!」と提案されて少しやる気になり、
そうして歯磨きの時に、歯科衛生士さんとの場を思い出し、少しやってみるのです。

それを繰返して先日、
「すごい、ほとんど磨けていますね」とほめていただきました。
磨き残しエリアは78点(及第点80点)も、残しエリアは狭いし深くないとも。
歯科衛生士さんが自分事のようにうれしそうにおっしゃられて、
57歳にして、子供のようにはしゃぐ気持ちになるとは…自分でも驚きです。
「次、こうしてみましょうか」と次の改善策を提示いただきつつ、
「もう、全然、恥ずかしくなんかないですよ」と笑顔で言い放っていただきました。
なんと、心強かったことか。自分のこれまでの思いを払しょくしてくださいました。

 

封じ込められた「歯」に対する私の思いが徐々に解放されて、
今、向き合うことができています。
こんなに心が軽くなるとは、思っていませんでした。

 

あなたがもし、誰にも言えない、恥ずかしい思い・考えに行き詰っているのでしたら、
心理カウンセラーの扉を叩き、
少しの勇気をもって「誰にも言えない悩みです」と打ち明けてみてはいかがでしょうか。
向き合えた先には、明るい青空が広がっていると信じています。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。

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