職場の苦手な人への対応/自分のバージョンアップ
職場には、苦手な人がひとりやふたりはいるのではないだろうか。
その度合いが強ければ対応にも苦慮したり、ストレスを強く感じたりする。
自分が解決したい、乗り越えたい課題として考えるならば、以下を参考にしてほしい。
そもそも、どうしてその人を苦手になったのだろうか。
①ことごとく意見や視点が違って、対立することが多いからなのだろうか。
②その人に、緊張や敵意、嫉妬などネガティブな感情を抱いてしまうのだろうか。
「そもそも」に下線した理由は、現在は②だが、そもそもは①というケースが想定されるから、
注意してほしいという意味である。
もしあなたの苦手になった理由が①である場合、
そう認識できた時点で少し気持ちが楽になることを期待する。
あなたの課題は、異なる意見がある状況と自分の心をマネジメントする能力である。
オリンピックが始まった。ライバル同士は必ずしも苦手な相手ではないどころか、
良き友だったりする様子を見かけることができる。
もしあなたの苦手になった理由が①でなく②である場合、
まずは両者で冷静に話を始めたい。その際には中立的な第三者の介入が有効である。
しかし、そんな段取りをすることがなかなか難しいとすれば、
その人との付き合いを減らしたり無くしたりすることを考えたい。
それも難しいのであれば、あなた自身が変わるようにしたい。
この状況に苦慮しないように、ストレスを感じにくいように、バージョンアップするのである。
心理カウンセリングにおいては、例えばこう考える。
・あなたが苦手と感じる人を、全員が苦手には感じてはいない。
・あなたが苦手に感じるのは、あなたの中にその理由がある。
・だから、あなたの中にあるその理由をさがして変化させれば、苦手に感じなくなる。
・他人は変えられない、自分を変えよう。
苦手な人を悪者に感じていると、自分が変わることは癪に感じるかもしれない。
しかし、苦慮し、ストレスを感じることはたいへん辛いことである。
自分をどう変えるかはその理由次第である。
タフになるかも、あるいはしなやか、自由、正しい、ずるい、上手い、賢い、楽しい…。
どう変わるか、それはあなたが自由に決めることである。
変わるというよりは、やはりバージョンアップするというほうが適切である。
あるいは進化する・成長するといってもよいだろう。
心理カウンセラーは、そのお手伝いをする準備ができている。
心理カウンセラーはあなたがどう変わるべきかを知らない、ああしろ、こうしろなどとは言わない。
あなたが、心から自由に決められる。変わらないという選択だってできる。
あなたのバージョンアップを支援します。
どうぞ、安心して、お声がけください。
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