かまきり、幼い頃の思い出

平野育ちの私は幼稚園の頃、夏になると草っ原にいる虫たち、
とくにカマキリに夢中でした。
カマキリをつかまえて、友だちとカマキリ同士をたたかわせました。
最初はその気がないけれど、ついにどちらかがどちらかを食べます。
勝ったぁ、やられたぁと、友だち同士で勝敗が決まります。

今このブログを書いていると、
その時の友達の様子や周囲の様子が、実に鮮明によみがえります。
1カ所に集まってカマキリを組ませる子どもたちの表情、
畑や家やどぶのある町の雰囲気、
昭和40年代の畑の広がる大阪平野での一場面です。
10連勝したハラビロカマキリがいました。私たち全員の英雄でした。
(残酷話ですみません)

大人になり、草っ原をみると、ついカマキリを探します。
時々出会う車にひかれた姿に、心が傷つきます。

先月、一匹の赤ちゃんかまきりが、自動車のカバーの上を歩いていました。
写真におさめ、その子をやさしくつかみ、草っ原におきました。
私はどんな顔をしていただろう。50年前の表情だったろうか。

皆さんは5歳くらいの頃、何が好きでしたか。今はどうですか。

かまきりの赤ちゃん

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。

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