個性を補い合う、私たちの相棒の存在

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「凸」と「凹」が合わさって、初めてきれいな四角になる。これは、私たち人間にも当てはまると思います。誰もが皆、独自の「凸凹」を持った存在です。たとえば、

  • いつも急いでいる人と、いつも平然としている人。

  • 何ごとにも厳格な人と、何ごとにも大らかな人。

  • 細かなことに注意を払う人と、全体を大まかに捉える人。

私たちは皆、他にはない個性的な「凸凹」、すなわち「癖」を持っています。この「癖」こそが、私たちの強みであり、生き様そのものだと思います。しかし、その「凸」が行き過ぎてしまうと、時に自分自身を危うくしてしまう瞬間があるのもまた事実でしょう。

 行き過ぎた「凸」をサポートする「相棒」

そんな時に私たちを助けて守ってくれるのが、自分にとっての「相棒」です。自分の「凸」を、相棒の持つ「凹」(自分とは逆の個性)が受け止め、緩和してくれる。それこそが、「相棒」の最もかけがえのない魅力です。

互いの「凸凹」を心から信用し、理解し合っているからこそ、行き過ぎた「個性(凸や凹)」を補い合えるのです。自分の勢いのある「凸」を、相棒の冷静な「凹」が的確にサポートしてくれる。逆に、相棒の論理的な「凹」に、自分の「凸」が熱い息吹を注ぎ込む。こんな相互作用こそが、絆の証でしょう。

時には意見がぶつかり、「もう相棒解消だ!」と叫びたくなることもあるでしょう。それでも深まった関係は、腐れ縁のように途切れてほしくない…そんな関係性を愛おしいものと感じているように思います。

 個性を全開にできる、揺るぎない安心感

夫婦やパートナー、家族、友人、愛する動物たち、そして仕事仲間。

人生のあらゆる場面で、あなたの「相棒」と呼べる人がいる時、私たちは自分自身を最大限に、臆することなく自由に発揮できるのではないでしょうか。自分の「凸」(個性)を思いっきり表現したとき、もしそれが「行き過ぎだ」と感じられたとしても、「相棒」の「凹」(逆の個性)が緩和し、元のバランスへと引き戻してくれるという、おだやかな安心感があるからです。

周りの大切な人たちを、もう一度見つめ直してみると、案外あなたの「癖」を生き様として愛しつつも、逆の生き様を貫く「相棒」が、すぐそばにいることに気づくと思います。

雲り

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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