夫婦円満のヒントは、「一緒に闘う」

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職場、家庭、趣味の活動…。何かを誰かがリードして進めている場面は日常にあふれています。会社なら「上司がリーダー、部下がフォロワー」と役割が明確なので、比較的スムーズに進みがちです。でも、夫婦間ではどうでしょうか。

「子育てのリーダー」「家計管理のリーダー」がどちらになるか、あいまいで、いつもモヤモヤしませんか。「ねぇ、これ手伝うよ」と親切な気持ちに、「まるで他人事みたい」と感じて腹が立つ…なんて、すれ違いに混乱すること、よくあるようですよ。

役割があいまいなチームは、実はとても厄介です。そして、主導権を握る側のリーダーは、気づかぬうちにキャパオーバーになりがちです。

リーダーが疲弊、隣のあなたは「従順なだけの人」でいいの?

実質的なリーダーが、目の前のことに手一杯になり、疲労困憊で不安定になっているとき。これは心身ともに「過重労働」の状態です。このとき、リーダーの隣にいるあなた(配偶者、パートナー)は、どう振る舞っていますか?

  • 「指示を待つだけ、決められたことをやるだけのフォロワー」として、ただ従順でいる?
  • 「応援するだけのサポーター」として、外からエールを送っている?

それでは、リーダーの疲れや心細さは止まりません。夫婦関係(チーム)が本当に前に進むには、「単についていく人」ではなく、「一緒に闘う人」が必要です。他人事としてではなく、「自分のこと」として積極的に取り組む人…リーダーの隣にいる人が目指したいのは、まさにその役割のように思います。

あなたが「一緒に闘う人」として輝く4つのヒント

「一緒に闘う人」は、リーダーを戦略的にサポートするパートナーでありたいですね。リーダーほど時間を割けなくても、実務能力が乏しくても大丈夫。リーダーはそこについては承知していることでしょう。大切なのは、主体性戦略性、そして思いやりです。

鍵は「リーダーが今、真に何を求めているか」を察し、自分にできることを探して自律的に動くこと。「一緒に闘う人」が実践したい具体的なサポート戦略は、たとえばこんな感じです。

  1. ムードメーカー:リーダーの「疲れ」や「イライラ」を察知し、「ちょっと休憩しようよ」「美味しいもの作ったよ」と声をかけて、リラックスの時間を作る。ムードメーカー
  2. 仕事の肩代わり:リーダーの業務を観察して、「じゃあ、このタスクは私が引き受けるよ」と、できることから主体的に担う。
  3. 効率・戦略の提案と実行:今ある仕事のやり方を一緒に考え、「こうした方が良くない?」とサポート的に提案し、自ら実行に移す。
  4. 休養のすすめ・責任の覚悟:リーダーが限界だと感じたら、「今日は無理しないで、仕事は私が責任を持って担うから」と、責任をもって休ませる。

おわりに:関係性から自由になって、もっとラクになる

「対等な関係だから言いにくい」「リーダーの仕事だから口出しできない」といった関係性の前提が、あなたの主体的な行動を邪魔していませんか?夫婦円満の秘訣は、上下や立場の違いにこだわるのをやめて、「どうすれば二人の活動が成功するか」という目的にコミットすることです。

「フォロワー」「サポーター」という言葉に隠れて縮こまっていたあなたの主体性や貢献意欲を、「一緒に闘う人」という役割で解放してあげましょう。それが、リーダーの負担を減らし、夫婦の成功を生み出し、そして何よりあなた自身を輝かせる生き方になるはずです。これが、夫婦円満、パートナー円満のヒントになることを期待しています。

曇り空

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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