「しっかり眠れたから」、驚異の回復を支えた生きる力
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先日、大病の手術から驚くほど元気になられた方にお会いする機会がありました。
手術後1ヶ月。正直なところ、命の危険がある状況を想像していました。しかし、お会いしたその方は、以前と変わらずお元気なご様子で、明るい表情をされていました。
「驚きましたよ。どうしたら、そんなに早く回復できたんですか?」
私の問いに、その方はこう答えてくれました。 「強い生命力が備わっていたんでしょうね。でも、やはり『しっかり食べて、とにかくよく眠れた』からだと思うんです。」
この言葉を聞いて、「眠ることこそ、生きる力そのものだ」と強く感じました。何かを成し遂げたり、危機を乗り越えたり、情熱を傾け続けたりするためには、心と体をいたわることが何よりも大切なのかもしれません。「寝食を忘れる」ことを、忘れてもいいかもしれませんね。
この考えを裏付けるように、私たちの周りには「眠りの力」を証明する事例がたくさんあります。
- 生まれたばかりの赤ちゃんは、1日に16〜20時間眠り、成長のためのエネルギーを蓄えます。
- アスリートは、パフォーマンス向上のため、一般人よりも長い7〜9時間、時には10時間以上も眠ります。メジャーリーガーの大谷翔平選手も、シーズン中は10時間、オフシーズンは12時間以上眠るのだそうです。
- 手術後の患者にとって、十分な睡眠は「天然の鎮痛剤」です。傷口の回復を早め、痛みを軽減する効果があります。
- 年老いた犬は、疲れた体を癒すため、1日のほとんどを眠って過ごします。
忙しくて時間がない、やるべきことがたくさんあると感じている人ほど、意識して眠る時間を作ることが、本当のパフォーマンスにつながるのかもしれません。ちなみに、健康な成人の適正な睡眠時間の目安は、1日6時間以上とされます(厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド2023)。
「生きる力は、充実した睡眠に宿る」は、いいすぎでしょうか。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
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こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。
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