縁日で、交わす会話に、はずむ顔

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今回は、昨日の名古屋市の覚王山日泰寺の縁日についてのブログです。


 

縁日の醍醐味は、お店の方との温かい交流です。 毎月21日に開催されるこの縁日、ぜひ皆さんも訪れてみませんか?

まずは参道入り口の老舗「つる屋」さんへ。香ばしい香りに誘われて醤油味のみたらし団子を一本買い求めます。道にせり出した屋台で、焼き立ての団子を一本手に取り「ありがとう、120円ね!」の声に「どうも😊」と応えれば、早くも小さな旅の始まりを感じます。熱々の団子を頬張りながら、食べ歩きスタートです。 幸先良いスタートに、自然と笑顔がこぼれます。

覚王山日泰寺縁日 覚王山日泰寺縁日

本堂でお参りした後は、ずらりと並んだ野菜や果物の屋台へ。新鮮なナス、トマト、きゅうりを見つけ、「これください!」と声をかけました。対応してくれたのは、小学生高学年くらいの男の子。お父さんらしき人は品出しに忙しそうにしています。お子さんは一生懸命な顔で野菜を袋に詰めてくれ、「800円です!」と元気な声。お金を渡し「ありがとう」と笑顔を返すけど、彼はもう次のお客さんの対応。ちょっとした肩透かしにも、心がほっこり温かくなりました。ここでもまた、嬉しい出会いです。

参道に戻ると、すぐに「覚王山日泰寺八十八箇所霊場めぐり」の1番札所近くの待合所が見えてきます。その小さな待合所を戸惑い気味にくぐると、腰かけていたご年配の男性が「初めて?」と声をかけてくださいました。「はい、初めてです😊」と答えると、男性はおもむろに立ち上がって、待合所の外の札所などやお寺を指しながら、丁寧に八十八箇所霊場の歴史や巡り方などを説明してくださりました。待合所におられた他のご年配の女性たちとも一緒に、話が弾みました。「今度、八十八箇所巡ります!」と宣言して感謝を伝えると、そのおじい様は軽く手を挙げて「はいよ」と返してくださいました。旅はもう最高潮に達していました。

帰り道、参道では托鉢をしている男性の姿がありました。笠を深くかぶり、お顔は鼻から下しか見えませんが、先月も縁日でお見かけした方です。鉢を手にもってお経を唱えながら、じっと立たれています。先月と同じく迷いましたが、鉢に小銭を入れさせていただきました。するとお坊さんが深々と頭を下げてくださり、私は「いつもありがとうございます」と手を合わせ、お辞儀をしていました。お腹の下の方が満たされ、心落ち着くような満たされた心もちがしました。

覚王山日泰寺山門前 覚王山日泰寺本堂前

旅の締めくくりは、和菓子「梅花堂」さんへ。名物の鬼まんじゅうも魅力的ですが、今回は違うものを試してみようと、お店のおかみさんと相談して土用餅と水まんじゅうに決めました。ちょうど出来立ての土用餅を「ちょっと待ってね」と包んでくださり、「水まんじゅうは冷やしてからね。袋にわかるように書いておくからね」と気遣いの言葉も。楽しくて明るいおかみさんとの会話は、和菓子とともに持ち帰ることのできる美味しい味になりました。

水まんじゅう 土用餅

短い時間でしたが、縁日の旅はたくさんの温かい出会いと会話に満ちていました。 名古屋市の覚王山日泰寺で毎月21日に開かれるこの縁日、皆さんもぜひ、足を運んでみませんか?

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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