子どもへの愛のカタチ【初老の資産家(男性)編】

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、初老の資産家男性が語る、子どもへの愛のカタチです。
以下は全て、彼の話し言葉としてお読みください。(内容は一部を脚色・変更しています。)

 

祖父母や両親が購入した土地や家。
そのまま変わらず守り続けよと、
祖先たちの声を背負ってきた。
ずっとそれが重荷だった。
感じないように生きてきて、60歳になっていた。

気がつけば自分が”祖父”の立場である。
3代目として子どもたちに、
「土地と建物を守り続けよ」と言うのか。
子どもたちや孫たちのためになると信じるのか。
私は自問自答を繰り返した。

出した結論が正しいかどうか、そんなことは分からない。
これからまた、気変わりするのかもしれない。
でも、こうすることにした。

私はもう60歳、これからの人生を自分のために謳歌する。
資産は生きるために活かす、資産のために生きることはしない。
両親や祖父母はきっと、わかってくれる。

そもそも私が、祖父母や両親の声の意味を誤解していたのではないか。
なぜなら、彼らはみんな愛情深い人たちだったから。
子孫のしあわせを思って、土地と建物を守るのが一番だと考えていたのだろうから。

子どもたちは今、遠く離れた地でサラリーマンをしている。
戻ってくることはないかもしれないし、戻ってこなくてもいいと思う。
祖父母や両親が生きてきた時代とは、生き方も幸せのカタチも大きく変わった。
土地や建物が足かせにならないよう、工夫しておこう。
どう工夫すればよいのか、専門家に尋ねることとしよう。

私にいつお迎えが来るかもわからない。
今の時代を生きる私の子どもたちへの愛のカタチ。
不器用な私がしてやれる子どもたちへの愛のカタチ。
もしかしたら子どもたちがその立場になったとき、
親の愛に気づいてくれるかもしれないなぁと思う。
まぁ、気づいてくれなくてもいいけれど(笑)

 

そびえる五重塔 覚王山日泰寺の五重塔

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

コメントはお気軽にどうぞ