空は、丸ごと包んでくれた

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
今回のブログは、清々しい季節に心身をゆだねたある方のお話しです。


 

その方は、小さな浅い心の傷を感じました。

たいしたことではないからと、他人に言ったら嫌な思いをするからと、

誰にも話さず、打ち明けず、自分の中で反芻しました。

冷静かつ頭と心を駆使して、解決に努めて頑張ったおかげで、

一歩一歩解決に近づいたのではあるけれども、

そんなときふと、気がついたことがありました。

”自分の心が、すっかり置いてけぼりになっている”と。

”自分のことを、ないがしろにしている”と。

 

ちょっと立ち止まって、ちょっと自分の心に素直になって、

傷ついた傷みを声にしてみたそうです。

誰もいないエレベーターの中で、叫んでみたそうです。

すると、

こんなにも傷ついていたとは、知らなかったと、

自分の心も解決してあげないといけないと、気づけたそうです。

 

その方がふと気がついたのは、外を歩いていたとき。

なにげなく見上げた空や頬をなぜる風を、心地よく感じられなかったから。

小さく浅い傷ではなくて、大きく深い傷なんだと、なんだか腑に落ちたんだとか。

その方は傷を治すよう努めることはせず、傷に向き合うように努めることにされたそうです。

青い空と森

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー 産業カウンセラー
こんにちは。広い空や海の開放感が大好きなものですから、
自分への日々のご褒美には、広い空間の体感かスイーツやお酒少々です。
皆さんの明日が今日よりも、明後日が明日よりもステキでありますように。

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