物も断捨離、事も断捨離

物が減れば、空間が広がる。

事が減れば、余裕が膨らむ。

皆さんは、物や事にあふれて、困ったりしておられませんか。

今では一般用語になった断捨離。
やましたひでこさんの番組をみると、物にあふれた空間が見事に生まれ変わって、
そこで生活されている方が実に活き活きと喜々とされる様子に、顔がほころびます。

そこに至るプロセスにおいては、自分自身や家族と真剣に向き合う場面があって、
断捨離による心理カウンセリングなんだと感じることがあります。

我が家はそろそろ、断捨離したくなってきています。前の断捨離から5年が経過します。

居間

断捨離は物だけでなく、事にも行えると思います。

ルーティーン、やりたい、やるべき、頼まれた、指示された、やらないとやばい、…
そんなたくさんの事をお持ちの方、どんどん増えていく方、おられるのではないでしょうか。

例え許容量を超えても、強固な「やるべき」精神を貫かんとされる方は追い詰められたりします。

そこで提案したいのが断捨離。
といっても、やるべきことを放棄する…のは精神に反すると思います。
ですから、たとえばこんな手はいかがでしょうか。

1)やり方を工夫する(短時間化、省力化)
2)ほどほどで良しとする(満点を狙わない、ギリギリ合格で好しとする)
3)誰かに自分の代わりにやってもらう
4)〇〇後にやる(優先順位を下げる、スケジュールをつくる)
5)1回パスする(2回でも3回でも当面でも)
6)やらなくてもよくなるまで放っておく(当面何もしない)

それぞれの「手」を行うにもやることが生じますが、
全体としてはやることが減らせる、やり方によっては画期的に減らせると思います。

自分に向き合う。

物が減る。空間が広がる。

事が減る。余裕が膨らむ。

心地よくなる。こころが喜ぶ。

ご参考になれば、幸いです。
実は私こそ今、事の断捨離をしようと思っている次第です。
※物も事も断捨離したい…やりたい事が増えるジレンマでもあります(笑)。
そこに対するアプローチは、いずれまたお伝えしたいと思います。

補足)
断捨離とは、そもそも沖正弘氏が提唱したヨーガの思想で、その思想は端的に言えば、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」こととのことだそうです。
最近よく耳にする断捨離は、やましたひでこ氏が提唱し商標登録された言葉でしょう。その意味は、「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想」と言われます。すっかり一般用語になった感じがします。

投稿者プロフィール

青木 亮
青木 亮くれたけ心理相談室(名古屋本部)心理カウンセラー
あなたのお気持ちや物語などを、私にぜひ、きかせてください。
あなたに笑顔があふれ、未来に希望が感じるよう、ご支援いたします。

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